松岡修造氏 増やしたネットプレー、完成が楽しみな錦織の新スタイル
2020年09月29日 05:30
テニス
第1セットは動きがもたつき、転ぶんじゃないかというぐらいバランスも悪かった。第2セット以降は持ち直したが、世界ランキング4位の頃の錦織と比べたら状態は半分以下。読み、走る速度、切り替えが、1歩ではなく、3歩ぐらい遅く、見た目のシャープさもない。これは試合で戻していくしかない。その意味で組み合わせには恵まれた。エバンズはクレーが苦手で、大事な時に勝手にミスをしてくれた。次も悪くない相手。勝利を重ねることで、自信とテニスの感覚が少しずつ戻ってくると思う。
錦織は元々ネットを突くのがうまいので、ネットプレーを増やすことは無謀なトライではない。それでも前に出るスピードはまだまだ遅く、ストロークと良い形で合体して花が咲くには時間がかかる可能性が高い。独特の感性を生かした錦織にしかできない形が完成するには1年近くかかると思う。新しいスタイルの完成形を見られるのがちょうど東京五輪の時期と考えるとワクワクする。(スポーツキャスター)
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