【Road To 甲子園ボウル(1)】コロナ禍の中、史上初のトーナメント 1回戦4カードは好試合続出
2020年11月04日 05:30
アメフト
「例年と遜色ないレベルだったので驚いています。QBとRBの息を合わせるプレーとかは時間が必要なので難しいと思っていたけど、それも、できていた。精度が求められるスペシャルプレーもあって、見応えがありました」
チームや個人の強化に特効薬は存在しない。漢方ともいうべき「時間」を有効に生かした結果だった。神大QBの法貴俊哉(4年)は自粛期間中、ひたすら自宅やジムで体幹を鍛えた。パッサーに必要な体のバランスを手に入れ、近大戦(10月18日)でも正確なパスでオフェンスをけん引。同じくウエートトレを集中的にこなし、ベンチプレスで30キロ以上の上積みを実現したDL杉野太郎主将(4年)とともに準決勝進出の立役者になった。
立命大の古橋由一郎監督のコメントも興味深い。「コロナで時間の使い方が変わった。ウェブなら、遅い時間でもミーティングなどができる」。ピンチをチャンスに変える創意工夫。それは運営する連盟も同じスタンスだ。「試合ができることに感謝しています」。全8チームの指導者、選手は必ず同じ言葉を口にした。試合開催方式で何度も紛糾した開幕前の理事会。「公式戦中止」の選択肢だけは、一度も議題に上がらなかったという。感謝の思いを胸に、トーナメントは佳境に差しかかっていく。
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