NBAに初の女性指揮官 スパーズのベッキー・ハモンACが監督代行を務める

2020年12月31日 13:56

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NBAに初の女性指揮官 スパーズのベッキー・ハモンACが監督代行を務める
スパーズで監督代行を務めたベッキー・ハモン・アシスタントコーチ(AP) Photo By AP
 NBAスパーズで7季目を迎えている43歳のベッキー・ハモン・アシスタントコーチ(AC)が30日、地元サンアントニオで行われたレイカーズ戦の第2Q途中から指揮を執った。
 グレグ・ポポビッチ監督(71)が審判への暴言で退場を命じられたあとに監督代行となったもので、今季のNBAには10人の女性ACがいるものの、試合の全権を任せられる監督代行を務めたのはハモンACが初めてとなった。

 ポポビッチ監督は昨季にも退場処分となっていたが、このとき監督代行を務めたのはチームのOBで当時ACだったティム・ダンカン氏(44)。ハモン氏は今季から“筆頭AC”となっており、ポポビッチ監督退場に伴って、1946年にBAAとして発足したNBAにリーグ創設75シーズン目で初めての女性指揮官が誕生する結果となった。

 ハモンACはコロラド州立大の出身で女子プロリーグのWNBAの球宴に6回出場。168センチのガードとして活躍し、2008年の北京五輪にはロシアの市民権を取得として同国の代表として出場して3位、2012年のロンドン五輪では4位となった。WNBAでは16シーズン、通算450試合に出場して平均13・9得点、3・8アシストをマーク。2014年シーズンを最後に現役を引退し、NBAスパーズでフルタイムのACとなっていた。

 なおハモンACは41―52で引き継いだが、試合は107―121で敗れてスパーズは2勝2敗。監督代行としての時間帯でのチームスコアは66―69だった。

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