横綱・鶴竜 春場所休場…左太腿負傷で5場所連続 横審の引退勧告覚悟
2021年03月12日 05:30
相撲
師弟はこの日午後、今後について話し合った。休場は通算20度目で、横綱在位41場所で19度目。連続休場が5場所に及ぶこともあり陸奥親方は引退の選択肢も提案したというが、鶴竜の現役続行への思いは強かった。同親方は「肉離れは、そんなにひどくはなく長引かないと思う。それ(現役続行)が通らないかもしれないが、気持ちは切れてない。本人は(まだ)やりたいというのが強かった」と弟子の気持ちを尊重したことを強調した。
鶴竜は6度目の優勝を果たした19年名古屋場所以降は優勝から遠ざかっている。加えて休場も目立つようになったことから昨年11月場所後には横綱審議委員会に「引退勧告」に次いで重い「注意」を決議されていた。場所後に予定されている横審の定例会合でも「引退勧告」など重い決議がなされる可能性もある。12日の定例理事会で状況を報告する陸奥親方は「それも覚悟している。場合によっては再び師弟で話し合うことになる」と語った。
横審の矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)は「非常に驚いている。場所後の会合で委員の皆さんの意見を聞いて話し合うので、今の段階で私が何か申し上げることはない」と述べた。現役続行こそ決まったが、いばらの道が続くことに変わりない。
≪稀勢らの8連続が最多≫昭和以降の記録で、横綱の連続場所休場は西ノ海と稀勢の里の「8」が最多。1927年1月場所から28年10月場所まで休んだ3代目西ノ海はそのまま引退。17年夏場所から18年名古屋場所まで休場した稀勢の里は復帰場所(18年秋)で10勝5敗だったが、2場所後の19年初場所で引退。貴乃花は01年名古屋場所から02年名古屋場所の7場所連続で休場。復帰場所(02年秋)では優勝争いを演じ12勝を挙げたものの、2場所後の03年初場所で引退。
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