名門・東芝は2回戦敗退 ラストタイトルに届かずリーチ「いろんな課題出た」

2021年04月24日 16:47

ラグビー

名門・東芝は2回戦敗退 ラストタイトルに届かずリーチ「いろんな課題出た」
<東芝・リコー>前半、強引に突破するリーチ・マイケル(中)=撮影・椎名 航 Photo By スポニチ
 【ラグビートップリーグ・プレーオフトーナメント2回戦   東芝24―27リコー ( 2021年4月24日    愛知・パロマ瑞穂ラグビー場 )】 レッドカンファレンス5位の東芝はホワイトカンファレンス4位のリコーに24―27で敗戦。サントリーと並び歴代最多タイの5度の優勝を誇る名門が、現行制度で最後のトップリーグ(TL)であっけない終戦を迎えた。
 セットプレーで劣勢を強いられた前半から、後半は盛り返して一時3点差に。伝統的に強いモールや、日本代表候補入りしたWTBナイカブラの個人で2連続トライを挙げたが、残り2分でモールからトライを許し万事休す。ロスタイムに1トライを返したのが、せめてもの意地だった。

 ゲーム主将を務めたリーチは「セットピースがうまく行っている時は良かったが、うまくいかないと苦しい。シーズンを振り返ると、いろんな課題が出た」と話した。名門・東芝入り後、優勝経験のないリーチ個人としても、最後のタイトルに燃えたシーズンだった。加えて昨年9月には元日本代表フッカーでスクラムコーチの湯原祐希さんが36歳の若さで急逝。「2」と刺しゅうされたバンドを各々付けて戦ったシーズンだったが、天国に吉報を届けられなかった。

 5月下旬には2年ぶりの日本代表活動が始まり、リーチも52人の候補に選ばれている。合宿は35人程度に絞り込まれて実施される予定で、リーチは「リフレッシュして、もう一度体を鍛えていきたい。(35人に)選ばれるかどうか分からないが…」と最後まで声のトーンは上がらなかった。

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