宇良 12勝で十両初V 4年ぶり幕内復帰確実 一時は序二段まで降格「長かった」

2021年05月24日 05:30

相撲

宇良 12勝で十両初V 4年ぶり幕内復帰確実 一時は序二段まで降格「長かった」
武将山(右)を寄り切りで破った宇良(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所千秋楽 ( 2021年5月23日    両国国技館 )】 人気の業師、宇良が武将山を寄り切って12勝3敗とし初めて十両優勝を果たした。「最後までケガなく相撲を取れた。幕内に上がれる星を残せたのがうれしい」
 7月の名古屋場所で17年九州場所以来の幕内復帰が確実に。2度の右膝負傷で一時は序二段まで番付降下した。「半ば諦めていた。凄く運が良くて一度、関取に上がれるかなという気持ちで復帰したので。長かった」と喜びをかみしめた。

 ▽十両優勝(12勝3敗)
 宇良(うら=本名宇良和輝)西2枚目、大阪府寝屋川市出身、木瀬部屋。京都・鳥羽高―関学大から15年春場所初土俵。16年夏場所新十両。17年春場所新入幕。右膝負傷による2度の長期休場で序二段まで転落し、20年11月場所で十両復帰。得意は押し、足取り。1メートル76、143キロ。28歳。

 ▽三段目優勝(7戦全勝)
 石崎(いしざき=本名石崎拓馬)100枚目格付け出し、大阪府四條畷市出身、高砂部屋。高知・明徳義塾高から日体大に進み、4年の昨年に全国学生選手権個人3位。今場所が初土俵。得意は下手投げ。1メートル76、120キロ。22歳。「三段目優勝ができた自分を褒めたい。この結果におごらず、明日(24日)からトレーニングをして番付を駆け上がっていきたい。若隆景関の相撲を目指し、将来は三役を目標にしている」。

 ▽序ノ口優勝(7戦全勝)
 藤青雲(ふじせいうん=本名東龍輝)東27枚目、埼玉県朝霞市出身、藤島部屋。熊本・文徳高―明大から実業団を経て、21年春場所初土俵。得意は右四つ、寄り。1メートル78、118キロ。23歳。「今場所は前に出ることができた。師匠(藤島親方=元大関武双山)のような相撲が目標。3年で関取になれたらいいと思う。最高のスタートが切れた。浮かれず、地に足をつけて頑張りたい」。

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