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IOC「健康被害」自己責任 同意書拒否の扱い明言せず

2021年05月30日 05:30

五輪

 国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪の参加選手らに対し、新型コロナウイルスや猛暑による「健康被害」のリスクは自己責任とする同意書の提出を義務付けた問題で、ヤフースポーツ・オーストラリアは29日、同意書への署名を拒んだ場合の扱いをIOCが明言しなかったと報じた。
 多くの選手が疑問を持っていると伝えられるが、署名拒否が発生した場合の対応は不透明という。参加方針に影響を与えかねない問題だけに各アスリートの対応が注目を集めることになりそうだ。

 ≪透明性確保重要≫IOCは29日、参加同意書に自己責任のリスクとして新型コロナウイルス感染や猛暑による死亡の可能性も盛り込んだ理由を「潜在的なリスクについて透明性を確保することが重要だ」と説明した。共同通信の取材に回答。

 「一定のリスクにさらされる可能性を認識することなど、全ての主要原則はこれまでの大会と同様だ」と強調し「インフォームドコンセント(説明と同意)」だとした。IOCはコロナ禍を受けて同意書を更新したという。

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