内村航平が米倉英信をリードして種目別代表争い最終局面へ カギ握る団体代表・橋本大輝

2021年06月05日 16:48

体操

内村航平が米倉英信をリードして種目別代表争い最終局面へ カギ握る団体代表・橋本大輝
<全日本種目別選手権>鉄棒を終えガッツポーズの内村航平(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【体操・全日本種目別選手権第1日 ( 2021年6月5日    群馬・高崎アリーナ )】 各種目の男女予選が行われ、種目別鉄棒で東京五輪を狙う内村航平(ジョイカル)は15・766点をマークした。現行ルールでは17年全日本種目別で自身がマークした15・750点を上回る世界最高得点。スーパースコアで4大会連続となる五輪出場に王手をかけた。
 種目別の代表選考はここまで4演技を終え、残すは6日の種目別決勝の1演技のみ。合計トップ1人が代表となる選考ポイントで現在は内村が合計150ポイント、一騎打ちとなっている跳馬の米倉英信(徳洲会)は140ポイントと内村がリードしている。

 内村が五輪切符に王手をかけた形だが、鍵を握っているのは既に団体総合の代表に決まっている橋本大輝(順大)だ。種目別ポイントは日本協会が定める世界ランク1位の得点を0・2点以上、上回った場合に40ポイント、世界1位のスコアに30ポイント、同2位に20ポイント、同3位に10ポイント、同4位に5ポイント与えられる。

 ただ、東京五輪代表のスコアは世界ランクに反映される。選考前の鉄棒の世界1位のスコアは14・900点だったが、現在は橋本が全日本選手権の決勝でマークした15・000点。内村は全日本種目別トライアウトの1回目に15・166点したものの、選考ポイントは30ポイントとなった。跳馬は該当選手がいないため、世界ランクの得点の変動はない。

 ここまで内村の選考会のスコアは15・166点(選考ポイント=30)、15・466点(40)、15・333点(40)、15・766点(40)。6日の決勝で橋本が15・134点以上マークすると15・333点が30ポイントに減少するなど、まだ変動する可能性がある。

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