服部道子氏 渋野の“絶対に攻めていく”思い見えた 本来の心からの笑顔も戻ってきた

2021年06月29日 05:30

ゴルフ

 【米女子ゴルフツアー全米女子プロ選手権 ( 2021年6月27日    ジョージア州 アトランタ・アスレチック・クラブ(6740ヤード、パー72) )】 【服部道子 メジャーの風】最終日の渋野選手は“今日は絶対に攻めていく”という思いがボールに乗っている感じで、1番ティーから腹が据わった表情に見えました。
 スタートの45分前にPCR検査を受け、陰性と認められ練習を始めたのは30分前からだったと聞きました。彼女にしてみれば、出られるだけで幸せ。逆に何でも来いと、吹っ切れた心境だったのではないでしょうか。

 スイングなどの技術的なこと以上に、フィーリングやイメージを大事にプレーしているように見えました。それがリズムにつながり、打つ時のテンポがとても良くなっていました。ボールが凄く澄んでいるようにも見えました。彼女本来の心からの笑顔が、戻ってきたのもうれしかったですね。

 笹生選手は最後まで長いクラブをイメージ通りに、なかなか打てなかったようです。悪いときは、トップからの切り返しのところで多少シャフトが寝るような感じがありました。それでもアイアンやアプローチ、パットなどの総合力でスコアを伸ばしてきました。さすが全米女子オープン覇者だなと、改めて彼女のポテンシャルの高さに感心させられました。(東京五輪日本代表女子コーチ)

おすすめテーマ

2021年06月29日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム