今平 6バーディー66で首位浮上!五輪出場かなわず次なる照準は「3季連続賞金王」

2021年07月03日 05:30

ゴルフ

今平 6バーディー66で首位浮上!五輪出場かなわず次なる照準は「3季連続賞金王」
10番でティーショットを放つ今平(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 日本プロ選手権第2日 ( 2021年7月2日    栃木県 日光CC=7236ヤード、パー71 )】 11位から出た今平周吾(28=フリー)が6バーディー、1ボギーの66で回り、芦沢宗臣(26=田辺CC)とともに通算8アンダーで首位に並んだ。前回覇者の石川遼(29=CASIO)は68で回り7アンダーで3位に浮上。東京五輪代表の星野陸也(25=フリー)は73と崩れ68位で予選落ちした。
 66をマークした今平は「ショットが良かった。ドライバーは少しブレたけど、アイアンはほぼ完璧だった」と満足そうに話した。

 2ホール目の11番。残り130ヤードからPWで放った2打目がカップの縁をくるりと回って10センチに止まった。タップインバーディーで勢いづくと、合計6バーディーを奪った。

 オフは、飛距離アップと安定性を求めてトレーニングに時間を割いた。週2~3回、1日1時間半体を鍛えた。筋力が増して、体重は2キロ増の69キロに。ただ副作用でショットの感覚にズレが生じた。「上体が強くなり飛び過ぎて距離感が合わなかった」。そこで6月に筋力トレの量を減らした。「緩く振れるようになり感覚が良くなった」。体重は67キロに戻ったが、飛距離は290ヤードでほぼ変わらない。

 18、19年と2年連続で賞金王に輝いた実力者も今季は未勝利。東京五輪出場もかなわなかった。世界ランキングでは松山英樹に次ぐ日本勢2番手を走っていた。その位置をキープすれば代表入りできたが、4月に陥落。それ以降は“圏内”に浮上できなかった。

 悔しさはあったが「決まったものはしようがない。切り替えて3季連続賞金王を目標にやっている」と新たな標的に向かってリスタートした。ツアー通算4勝ながらメジャーでは優勝がないだけに「まだ日本タイトルを獲れていないので、今週しっかり獲りたい」と意欲を隠さなかった。

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