2年ぶりの代表活動は2連敗もリーチ主将「成長できている」

2021年07月04日 01:19

ラグビー

2年ぶりの代表活動は2連敗もリーチ主将「成長できている」
アイルランド戦の前半、ラインアウトのボールを捕球するリーチ(右) Photo By 共同
 【ラグビーリポビタンDツアー2021   日本31―39アイルランド ( 2021年7月3日    ダブリン )】 世界ランキング10位の日本は同4位のアイルランドに31―39で敗れ、敵地で欧州の強豪を破る初の快挙は逃した。一方でジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、51)、リーチ・マイケル主将(31=東芝)ともに、2年ぶりのテストマッチでの2連敗にも、確かな手応えをつかんだ。
 日本代表は1週間前の全英・アイルランド代表ライオンズ戦に10―28で敗戦。今夏のテストマッチ最終戦となったアイルランド戦で必勝を期したが、最後はペナルティーから崩れる形で、シーソーゲームを落とした。

 ただ、ジョセフHCの表情は決して暗くない。「2年間(代表として)ラグビーができていなかった中で、方向性は示せたと思っている」。1トライに終わったライオンズ戦から修正を図り、この日は日本らしいアップテンポの攻撃で計4トライ。「今日は遂行力があった。11月は勝ちきりたいと思う」と話した。

 リーチ主将も丸1年間の活動休止を強いられながら、約1カ月の準備期間で19年W杯当時のチームを“復元”できたことに「今日のパフォーマンスを出せたことは、素晴らしい成果」と大きくうなづいた。コーチ陣、19年W杯組、そして新戦力が一体となって新しいチームつくり、この日は姫野が不在となる不測事態にも対応。「バタバタすることはなかった。プレッシャーの中で、チームは少しずつ成長できている」と話し、23年W杯まで2年となる秋の活動に視線を向けた。

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