「何度も棄権が頭をよぎった」 男子マラソン・服部、73位完走 ゴール後倒れ医務室へ直行 

2021年08月09日 05:30

マラソン

「何度も棄権が頭をよぎった」 男子マラソン・服部、73位完走 ゴール後倒れ医務室へ直行 
<男子マラソン>73位でゴールし倒れ込んだ服部勇馬は車椅子に乗り引き上げる (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【東京五輪第17日 男子マラソン ( 2021年8月8日    札幌大通公園発着 )】 歯を食いしばり、足を引きずり、服部が2時間半をかけて男子マラソンのゴールにたどり着いた。
 中盤で先頭集団から離れて急失速。73位で何とか完走すると膝をつき、倒れ込んだ。車いすで医務室へ直行。「全く勝負できなかった。何度も棄権が頭をよぎったが、諦めずに走った」との談話を出した。

 日本陸連の関係者によると「体温が40度を超え熱中症っぽい症状」に見舞われた。待ち望んだ世界との戦いには加われないまま、苦い記憶だけが残った。

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