パラ一般販売チケット約77万枚払い戻し 学校連携は申し込み数の「半分を大きく下回る」
2021年08月17日 18:19
五輪
東京五輪・パラリンピック組織委員会は17日、パラリンピック（24日開幕）が原則的に全会場無観客開催となったことを受け、販売済みチケットの払い戻しを行うと発表した。新型コロナウイルスによる大会延期前には約97万枚が一般販売され、延期に伴う払い戻しが約20万枚あったため、今回払い戻しの対象となるのは約77万枚。大会終了後に購入者の登録メールアドレスに案内が届き、VISA支払いでの購入者はカードへ返金、コンビニなど現金での購入者は振り込み用の金融機関口座を指定する。
無観客の中で、地元の児童や生徒に観戦機会を提供する「学校連携プログラム」については自治体や学校が希望した場合に実施するが、組織委の鈴木秀紀マーケティング局次長は延期前に申し込みがあった68万枚のうち「かなりの数がキャンセルになる。半分は大きく下回るイメージで、数分の1ぐらいの可能性になるのでは」との見方を示した。パラリンピック全306セッションのうち、「3分の2ぐらいのセッションで（観戦の）準備を進めている」とし、一般観客の受け入れ断念により「観戦エリアを広げることを考えている」と社会的距離を確実にするコロナ対策を明かした。
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