テコンドー女子 アフガン選手が初の夢舞台で健闘 命懸けの出場

2021年09月03日 05:30

テコンドー

テコンドー女子 アフガン選手が初の夢舞台で健闘 命懸けの出場
女子49キロ級敗者復活1回戦に臨むアフガニスタンのザキア・フダダディ Photo By 共同
 【東京パラリンピック第10日・テコンドー ( 2021年9月2日    幕張メッセBホール )】 テコンドー女子49キロ級で政情不安に陥ったアフガニスタン代表のザキア・フダダディ(22)が初の夢舞台で健闘した。初戦で逆転負けし、敗者復活戦でもウクライナ選手に惜敗。母国が政情不安に陥る前に「ワクワクしている」と話していた大会で練習の成果を披露し、同国2人目の女子パラリンピアンとなった。
 命懸けの出場だった。政情不安でアフガン・パラリンピック委員会は大会側に参加断念を伝達したが、フダダディはビデオメッセージを公表して参加に向けた支援を求め、首都カブールからパリに退避して8月28日夜に東京入り。かつて女性やスポーツを抑圧したアフガンの実権を握ったイスラム主義組織タリバンが、フダダディの参加にどう反応し、女性の人権を尊重するかどうか注目が集まりそうだ。

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