中島啓太「誰も成し遂げていないのは魅力」 史上初アマ2勝へ挑戦 先週史上5人目のアマV

2021年09月30日 05:30

ゴルフ

中島啓太「誰も成し遂げていないのは魅力」 史上初アマ2勝へ挑戦 先週史上5人目のアマV
3番、バンカーショットを放つ中島啓太(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 男子ゴルフのバンテリン東海クラシック(優勝賞金2200万円)は30日から4日間、愛知・三好CC西C(7300ヤード、パー71)で行われる。先週のパナソニック・オープンでツアー史上5人目のアマチュア優勝を果たした世界アマチュアランク1位・中島啓太(21=日体大3年)は29日、ともにアマ優勝経験のある石川遼(30=CASIO)、金谷拓実(23=Yogibo)とコースを視察。史上初のアマ2勝へ新たなスタートを切った。
 快挙達成の直後からSNSなどを通じて多くの祝福メッセージが寄せられたが、今の中島に祝勝気分はない。

 「(優勝した)実感が全然なくて。今週も自分のやるべきことをやる。挑戦を続けることだと思います」

 先週のパナソニック・オープンではアップダウンのある狭い城陽で、パー3を除く全14ホールの第1打に1Wを選択する究極の度胸試しを敢行した。優勝争いの最中も決意を曲げず、結果、18アンダーまでスコアを伸ばして4日間56ホールOBはなし。優勝という最高の結果も手にした。

 今大会でも引き続きこの挑戦を続ける。持ち球はフェード。大会直前にナショナルチームのガレス・ジョーンズ・ヘッドコーチと話し合い「スイングを崩すくらいなら」とドローボールが必要な左ドッグレッグの3、14、17番については再考の余地もあるというが、石川、星野陸也と同組の初日は1Wで押し通す構えでいる。

 日本ゴルフ界が草創期にあった1927年の第1回日本オープンの覇者・赤星六郎を含めアマチュアがプロのツアー競技で2勝した例はない。

 「誰も成し遂げていないのは魅力。チャンスがあれば」。アマチュア資格で出場する来年7月の全英オープンまでプロ宣言はしない意向。目下の最大の目標は松山英樹、金谷もかつて手にしたアジア・パシフィック・アマチュア選手権制覇で得る来年4月のマスターズ切符だが、さらにもう一つ。石川、金谷、松山もつかめなかったアマ2勝目がターゲットに加わった。

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