前週アマチュアV中島啓太、イーブンパーの38位で前半終了

2021年09月30日 12:10

ゴルフ

前週アマチュアV中島啓太、イーブンパーの38位で前半終了
<バンテリン東海クラシック・第1日>星野陸也(右)、石川遼のみつめる中ティーショットを放つ中島啓太(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 男子ゴルフのバンテリン東海クラシック(賞金総額1億1000万円、優勝賞金2200万円)は30日、愛知県みよし市の三好CC西C(7300ヤード、パー71)で第1ラウンドを行っている。
 前週のパナソニック・オープンでツアー史上5人目のアマチュア優勝を果たした世界アマチュアランキング1位・中島啓太(21=日体大3年)は前半のインを1バーディー、1ボギーの36で折り返し、首位とは4打差のイーブンパー、38位グループにいる。この日もパー3を除くホールの第1打にドライバーを握る攻めの姿勢を続けている。

 中島と同組の石川遼(30=CASIO)は前半のインで3バーディー、1ボギーの34をマークし、2アンダーの12位グループに付けている。こちらは前半の7ホール中4ホールで第1打を刻む手堅いコースマネジメントでスコアを伸ばしている。

 今季3勝目を目指す金谷拓実(23=Yogibo)は前半のインを2バーディー、1ボギーの35で折り返し、1アンダーの25位グループに付けている。

 日本オープン2勝の稲森佑貴(26=国際スポーツ振興協会)とツアー初優勝を目指す今野大喜(24=フリー)が4アンダーで首位に立っている。

 快挙達成の直後から多くの祝福メッセージや電話を受けたが「実感が全然なくて」と中島に浮かれた様子はなし。練習ラウンドをともにした金谷も「啓太君には(アマチュア優勝も)通過点だったと思います。周りが思う以上に余韻にも浸っていないし、きょうもそう見えたんで。ほかのアマチュアと比べて別の次元、世界にいるのかなと思います」とライバルの落ち着いた雰囲気を好感を持って受け入れたようだ。

 前週のパナソニック・オープンではアップダウンのある狭い城陽CCで、パー3を除く全14ホールの第1打にドライバーを選択する究極の度胸試しプランを敢行した。今大会でも引き続き度胸試しプランに挑戦するが、持ち球はフェードボール。大会直前にナショナルチームのガレス・ジョーンズ・ヘッドコーチとも話し合い、ドローボールを要求される左ドッグレッグの3、14、17番では「全く違うスイングをしなければならないので、本来のスイングのイメージを崩してまでやるのは良くないんじゃないか」と状況によっては第1打を刻む可能性もあるという。

 まだ、日本ゴルフ界の草創期だった1927年の第1回日本オープンを制した赤星六郎を含め、アマチュアがプロのツアー競技で2勝した例はない。

 「誰も成し遂げていないのは魅力があるのでチャンスがあれば」

 アマチュア資格で出場する来年7月の海外メジャー、全英オープン(スコットランド・セントアンドリュース)までは少なくともプロ宣言はしない。年内はバンテリン東海クラシック、2週後の日本オープンへの参戦は確定。石川も金谷もさらには松山英樹も成し遂げていないアマ2勝へ挑戦は続く。

おすすめテーマ

2021年09月30日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム