レスリング 尾崎野乃香 涙の銅メダル「自分を褒めたい」
2021年10月07日 05:30
レスリング
前日の初戦で東京五輪銀メダルのティニベコワ(キルギス)に惜敗したが、「今までだったら敗者復活を戦い切る力はなかった。切り替えられた自分を褒めたい」と成長を実感。シニアの世界選手権初出場で「自分の持ち味である片足タックルは世界に通用した」と手応えも得た。
「レスリングに偏る考え方はしたくない」と文武両道を極める慶大生。24年パリ五輪代表となるには東京五輪女王の川井友香子(ジャパンビバレッジ)がライバルとなるが、「来年もこの舞台に必ず立って優勝したい」と言葉に力を込めた。
《初出場桜井日本勢マル金1号》女子55キロ級で初出場の桜井は決勝でドイツ選手にテクニカルフォール勝ちし、今大会日本勢金メダル1号となった。群馬県にある育英大のレスラーとしては初の世界一で「自信になった。良い環境に恵まれてここまで来ることができた」と笑顔。パリ五輪は川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)が金メダルを獲得した57キロ級で出場を目指す。「日本で勝つことの大変さも分かった」と語る20歳が、大舞台の経験を生かして五輪女王に挑む。