追加招集のフッカー北出 23年W杯へ「まだチャンスある」ラグビー日本代表宮崎合宿

2021年10月07日 17:44

ラグビー

追加招集のフッカー北出 23年W杯へ「まだチャンスある」ラグビー日本代表宮崎合宿
ラグビー日本代表の宮崎合宿で、プールリカバリーを行う北出卓也(右)と垣永真之介 Photo By 提供写真
 ラグビー日本代表の宮崎合宿に追加招集されて4日午後から参加中のフッカー北出卓也(29=東京サントリーサンゴリアス)、CTB梶村祐介(26=横浜キヤノンイーグルス)、FB野口竜司(26=埼玉パナソニックワイルドナイツ)の3選手が7日、オンライン取材に応じ、北出は「だいぶ久しぶり(の代表)。やっぱり桜のマークが付いているウエアを着るのは誇らしいというか、身が引き締まる思いがある」と語った。
 19年W杯は出場なしに終わった北出。翌年、今年とトップリーグでは出場機会が限られたが、首の状態が悪かったことを明かし、「手にも力が入らなくなり、ラインアウトも投げられなくなった。ひどい時は5メートルも投げられなかった」と話した。現在は回復し、以前と同じ飛距離が出るように。セットプレーの安定感が売りのフッカーは「まだ23年W杯へチャンスがあるとポジティブに受け止めている。ここでしっかりアピールしたい」と表情を引き締めた。

 梶村もW杯前の19年春以来の合宿参加。明大時代は不動のエースとして活躍したが、サントリー入り後は出場機会を得られず、5月のトップリーグ閉幕後に移籍した。持ち味はアタック力だが「一つ、二つのことしかできないと(首脳陣も)使いづらいし、15人には選ばれない」と自身を客観視する。今秋のテストマッチ出場のチャンスはあるものの、「まずはキヤノンで1シーズン出続けて、アピールすれば評価は少しずつ変わると思う」と話し、時間を掛けて23年W杯代表入りへ存在感を示していく考えだ。

 5月に閉幕したトップリーグでは不動の15番としてリーグ制覇に貢献した野口も、19年以来の代表合宿参加。サイズがないだけにコンタクトレベルが課題で、トップリーグ終了後にはチームメートの堀江翔太と共に日本代表でトレーナーを務めたこともある佐藤義人氏の下でトレーニング合宿を敢行。「体が丸まっていることが多かったが、それでは出力が出ない。劇的には変わらないが、徐々に変えたいと思う」とランニングやコンタクト姿勢を改造。小さくても強く当たれる姿勢を身に付け、23年W杯へ「チャレンジしたい」と意欲を示した。

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