日本バレーボール協会 診断書偽造問題で第三者委員会設立へ 嶋岡会長は謝罪も進退明言せず
2021年10月14日 20:49
バレーボール
問題の発端は19年12月。翌年1月の男子ワールドツアー(イラン)に参加予定だった1チームがキャンセルの旨を伝えたが、JVAが期限内に申請しなかった。同大会は、東京五輪出場に必要なポイントランキング獲得に関わる重要な試合。期限内に手続きがされなかった場合、診断書提出などがなければ、最大200ドルの罰金、五輪枠につながる選手へのポイントが与えられないペナルティーが発生する規定があった。
参加キャンセルを申し出たペアは期限内に連絡したため、診断書などは入手していなかった。当該役員は選手に対して不利益を与えることはできないと判断。虚偽記載の診断書を作成し、大会を主催する国際バレーボール連盟(FIVB)に航空券の写しなどとともに送付した。
嶋岡会長は「ドクターは一切関与していない」とし、「早急に第三者委員会を立ち上げ、なるべく早く結論を出せるようにしたい。組織体制を改善する」と語った。