最終予選会 黄金世代の新垣 強風の中「心が折れそうになりました」我慢のゴルフで圏内キープ
2021年12月01日 18:37
ゴルフ
「今日は3オーバー以内では回りたいと思ってました」とプランを描いていたが2、3番と12、13番で2度も連続ボギーを叩く。
「もうダメかな」とその度にあきらめかけた。それでも前半は4番で3メートルのパーパットをねじ込み「もう少し頑張ってみよう」と気を取り直した。14番でもパーをセーブし我慢のゴルフを続けた。
そして迎えた17番パー5。グリーン左バンカーからの3打目を1・5メートルに寄せバーディー。さらに最終18番では残り145ヤードの第2打を2メートルに乗せて、これを沈めて連続バーディーで締めくくった。
「今日は風も強くてショットもうまく打てなくて苦しかったんですが、上がり2ホールでバーディーを取れたので良かったです」
98年生まれの黄金世代。17年のプロテストに一発合格し、翌年のサイバー・エージェント・レディースで早々とツアー初優勝を飾った。同世代の渋野や小祝、原英よりも結果を出したのは早かったが、今季はパットの不調などもあり、なかなか思うようなプレーができず賞金ランク64位に終わり55位以内のシード圏内には遠く及ばず賞金シードから陥落した。
復活を目指し、挑んだ舞台。普段はプレー中に食べ物をあまり口にしないが「ストレスでプロテインバー1個とバナナ1本、おにぎりを1個食べました」と苦笑いする。
最終予選会は例年、35位前後に入れば翌年のツアー前半戦の出場資格を得られる。20~21年の変則開催となった今季は予選会の40位前後までが出場できた。
残り2日、このままの順位をキープできれば復活の道は開ける。
「この2日間はショットとか恐がりすぎていたので、もうちょっとしっかり狙っていけたらいいなと思います」と気持ちを高めていた。