東レ 藤井が支配 篠田監督“全権委任”主将 速攻の起点
2021年12月18日 10:19
バレーボール
6―6の紅白戦など練習を見守った篠田歩監督(42)の「良い感じです」のひと言がチーム状況を表す。そしてこう続けた。
「勝たないと先が見えてこない。まずは明日の名古屋戦。選手には勝ってから優勝の話をします」
チームの司令塔に全権委任だ。WD名古屋には先月13、14日のVリーグ戦(愛知・エントリオ)で連勝(3―0、3―1)。藤井は「いろんな選手が出てきて、あまり印象には残っていません。うちが“勝てる”とは言えませんが、みんな自信を持ってやっているから良いんじゃないですか」とゆとりすら感じる。昨季終了後、指揮官から主将任命とともに「来季(今季)は好きにやっていいよ」とゲームメークを託された。責任感はより一層生まれ、アナリストからのデータも生かしつつも自身の感性を大事にトスを上げている。
相手は確実にリードブロックを徹底してくるはずだ。生きるのは李と高橋健太郎(26)のMB陣。前回対戦時直後の10日、第1子となる長男が生まれ急激に調子を上げた李が「速い攻撃が効くんです。藤井がよく見ていますし、それに絶好調のクリス(OPパダル)が隣にいるから(真ん中に)寄ってこれないんです」とニヤリした。普通にやればファイナルに手が届く。(小澤 秀人)
○…今大会が故障からの復帰舞台となったOH小沢宙輝(24)が、いよいよ今季初スタメン濃厚だ。天井の高さや照明の位置を確認しながら、武器のサーブを入念に打ち込むと、2セット行った紅白戦では全てAチームでプレー。ボールを追いかけてフェンスに激突するなど持ち前の熱いプレーは相変わらずだ。「緊張で体がフワフワしていて。先輩たちから“思い切ってやれ”と言われていますし、チームの代表。根性だけは負けたくないし、後悔のないようにやります」と力を込めた。
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