【羽生結弦、語る SP編(1)】「全部、見ていただけるようなプログラムにしていきたい」
2021年12月24日 21:14
フィギュアスケート
――演技を振り返って
「いや~、耐えたジャンプも、あの、1個非常に大きく耐えてしまったジャンプもあったんですけど。まあ、あの4Aやってきたこともあったり、まあ他のジャンプも、あの、世界選手権、去年、去年?先シーズン?先シーズンの世界選手権と違って、かなり他のジャンプもしっかり練習してこられたので、まあ、そういう点があそこの土壇場で生きてくれたのかなと思ってます。ただ、え、サルコージャンプ、アクセルジャンプに関しては、あの非常にコントロールされたジャンプだったと思います」
――今季初戦でショートも初披露、演技前の心境は
「正直、公式練習はあの、なんかエッジが引っかかっちゃたりとか、いろいろあって、空回ってしまってたので、ちょっと心配だったのと。あとは、あの、この会場でショートの、えー、ど頭のサルコージャンプを失敗してしまったっていう記憶もあったので、完全に同じ場所だったので緊張はしていました。ただ、最初のえー、4回転サルコーが決まった段階で少し落ち着いて演技できたんじゃないかなとは思っています」
――フリーに向けて
「もちろん、4回転半のジャンプを挑戦するつもりではいるので、まずは、えー、公式練習、最後の最後までケガしないようにっていうことを気をつけながら、えー普段通りいけるように、体の回復と、集中力を高めながらフリーに向けて頑張りたいと思います」
―プログラムを演じた手応えは。五輪で勝つためのプログラムか
「最初、ジェフさんにプログラムの振り付けをお願いしていたんですけども。自分の中でもっとやりたいな、これもつくりたいな、こうやりたいなとかいろんな背景があって、ジェフと、ブライアンだったりトレーシーだったり、いろいろ相談していただきながら、シェイにも加わっていただいてコラボレーションという感じで作っていただきました」
「もちろん、ジャンプは自分ができる最大の難易度ではないと思うんですけど、プログラムの構成に関しては、ジャンプ前に入っているクロスが1個ぐらいしかなかったりとか、ほとんどクロスを入れていない。そういうところもぜひ見ていただきたいなと思いますし、表現のほうも『バラード第一番』だったり、『SEIMEI』だったり、自分の代表のプログラムとなるようなプログラムの価値以上に、まだ洗練はされていないかもしれないんですけど、具体的な物語が、何か曲に乗せる気持ちが強くあるプログラムになっているので、ジャンプだけじゃなくて、全部見ていただけるようなプログラムにしたいなと、これからもしていきたいなと思っています」
――プログラムにのせる強い気持ちは。どういう風にプログラムを描いているのか
「正直、最初はなかったです。ピアノ曲になって、清塚さんにピアノをアレンジしてもらう時に電話で打ち合わせをしたんですけど、そのときに何か具体的な物語がなくて、すごくパッションにあふれる、だけど、そこに切なさだったり、繊細さだったりというものがあふれるものにしていただきたいですということをお伝えして作っていただきました」
「最終的にシェイとかにも加わっていただいて、その中で思い描けたのが、あの、自分自身アクセルが全然進捗がなくて苦しかった時期でもあったので、なんか、暗闇から最初は何か思い出が色々ちらついてきて、みなさんの記憶だったりとか、自分が歩んできた道のりみたいなものが、なんか思い出すんじゃなくて、蛍の光のようにパって広がってきて、最初のスピンが終わった後からは、もうなんか、そういうのを全部エネルギーにして、何かに向かってがむしゃらに突き進んで、最後は何か分からないんですけど、なんか自分でもよく分からない、何か意識が飛んでいるような感覚の中で何かをつかみ取るみたいな物語なんで。ジェフがこのプログラムの基盤を作ってくださって、シェイがそこに物語を、すごく情緒あふれる物語を付けてくれたので。本当に新しいプログラムとして、自分自身もエキシビのように感情を込めて滑ることができた」
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