八村と渡辺が3度目の対決 同時オンコートは5分47秒間 八村11得点も勝ったのはラプターズ
2022年01月22日 12:25
バスケット
2人はウィザーズが20―12と8点をリードしていた第1Qの7分35秒、同時にベンチからコートに登場して直接マッチアップ。ラプターズはここ2試合、7人のみのローテションだったために渡辺の出場は3試合ぶりとなった。その13秒後、八村は渡辺の前で右サイドからプルアップでジャンプシュートを放ったがリングに跳ね返った。
しかし八村はその3分後、トーマス・ブライアント(24)のスクリーンを利用して左サイドから正面に回り込んだあとインサイドへドライブを試み、ラプターズのOG・アヌノビー(24)とプレシャス・アチューワ(22)のマークを振り切って右手でレイアップを成功。これがこの試合の初得点となった。
第2Qの1分22秒、先に渡辺がベンチに下がり、日本人選手の同時オンコートが実現した時間は前半のみの5分47秒間。しかし最初の対戦となった2019年12月14日の1分9秒間(渡辺はグリズリーズに所属)を大きく上回った。
渡辺は後半出場がなく八村との直接対決3試合はいずれも無得点。一方、八村は第2Qに3本のシュートを決めて前半だけで8得点をマークした。結局この日は今季最長の20分出場してフィールドゴール(FG)を12本中5本(うち3点シュートは3本中1本)成功。3試合連続の2ケタとなる11得点と今季自己最多の8リバウンドをマークしたが、出場時間帯のチームスコアはマイナス13だった。
ウィザーズは序盤で13点をリードしながら第4Qの開始1分で18点差を追う展開。それでもここから追い上げ残り1分10秒、速攻からモントレズ・ハレル(27)のダンクで102―102の同点に追いついた。しかしこのあとフレッド・バンブリート(27)に3点シュートを決められて突き放されて惜敗。今季は接戦で強さを発揮していたが、敗戦となったゲームでは7回連続のひとケタ点差となった。
ウィザーズでは今季出場全43試合に先発していたカイル・クーズマ(26)が首の痛みを訴えて欠場。2季目を迎えていたデニ・アブディヤ(21)がクーズマに代わって先発したが9得点にとどまった。ブラドリー・ビール(28)は25得点を記録したがターンオーバーも9回。スペンサー・ディンウィディー(28)は17得点を挙げたがあと一歩およばなかった。
ホーム8連戦の6戦目を終えたウィザーズは連敗で23勝23敗。ラプターズではドラフト全体4番目に指名した新人のスコッティー・バーンズ(20)が自己最多の27得点、バンブリートは21得点と12アシスト、パスカル・シアカム(27)も21得点と7リバウンドを稼ぎ、チームは3試合ぶりの白星を挙げて22勝21敗。東地区全体10位からセルティクスとウィザーズを抜いて8位に浮上した。
<八村の全オフェンス>
▼第1Q(出場4分25秒=2得点)
(1)7分48秒・右サイドからプルアップでジャンプシュート。ディフェンスは渡辺=×
(2)10分48秒・左サイドからブライアントのスクリーンを使って正面へドライブ。アヌノビーとアチューワをかわして右手でレイアップ=〇
(3)11分18秒・右サイドからバーンズとの1対1からステップバックでジャンプシュート=×
▼第2Q(出場5分26秒=6得点)
(4)1分22秒・正面から3点シュート。ラプターズはバーンズがコンテスト=×
(5)1分51秒・左サイドからインサイドを突き、ターンアラウンドでジャンプシュート=〇
(6)2分23秒・正面やや右サイドからインサイドへのドライブ。左手でレイアップ=〇(アシスト・ディンウィディー)
(7)4分12秒・ペイント付近左サイドからキャッチ&シュート=〇(アシスト・ビール)
▼第3Q(出場5分13秒=3得点)
(8)7分53秒・左ベースライン沿いからゴール下。ネトのパス受けてシュート=×
(9)8分52秒・右サイドから3点シュート=〇(アシスト・ビール)
(10)9分20秒・右サイドから3点シュート=×
(11)10分43秒・左エルボー付近でプルアップからジャンプシュート=×
▼第4Q(出場4分46秒=無得点)
(12)4分4秒・ゴール下のダンクをシアカムにブロックされる=×
<過去の八村VS渡辺>
▼2019年12月14日=渡辺所属のグリズリーズが地元メンフィスでウィザーズに118―111で勝利。八村は29分で10得点、4リバウンド。渡辺は7分で無得点。
▼2020年2月9日=グリズリーズが敵地ワシントンDCでウィザーズに106―99。八村は25分で12得点、11リバウンド。渡辺は10分で無得点。
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