東京ベイ、神戸戦でトンガ代表カラー赤色ソックス着用「応援、支援の意志を」スタジアム黙祷も

2022年01月22日 19:26

ラグビー

東京ベイ、神戸戦でトンガ代表カラー赤色ソックス着用「応援、支援の意志を」スタジアム黙祷も
<神戸・東京ベイ>試合前 被災したトンガに黙とうをささげるスタンドのファン(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【ラグビーリーグワン第3節   東京ベイ22―27神戸 ( 2022年1月22日    兵庫・ノエスタ )】 東京ベイ(旧クボタ)は大規模噴火と津波に見舞われたトンガへの思いを込め、トンガ代表のチームカラーである赤色のソックスを着用し、神戸(旧神戸製鋼)戦に臨んだ。試合前には両チームで黙祷。スタジアムにはトンガ国旗を持ったファンたちの姿があり、それぞれが思いを届けた。
 15日に南太平洋のトンガ沖で発生した海底火山の大規模噴火。東京ベイの広報によると、選手やスタッフらチームが主体となって「トンガへの応援、支援の意志を示すために何かできないか」と発案し、18日に今回の着用が決まったという。

 トンガ出身のプロップ、オペティ・ヘル(23)は、大規模噴火の影響で家族と連絡が取れない状況が続き、不安な日々を過ごしていた。ひたすら願った。「神様を信じて練習していた」。20日夜に家族と連絡が取れ、無事を確認できたという。チームは今季初黒星を喫したが、ヘルは気迫を全面に出してプレー。「トンガの人のため、自分を支えてくれたチームメートのためにも(力を出し切ろうと)試合に臨んだ」

 この日の黙祷の際にはスタンドで掲げられたトンガ国旗を見て、胸が熱くなった。「とても感情的になって涙をこらえた」。敵味方関係なく応援してくれたラグビーファミリーたちに感謝していた。

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