山口剛史氏 勝負分けた15センチのズレ 次戦の米国戦では有利な後攻スタートを

2022年02月16日 05:30

カーリング

山口剛史氏 勝負分けた15センチのズレ 次戦の米国戦では有利な後攻スタートを
カーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ」の(右から)藤沢、鈴木、吉田夕、吉田知(ロイター)
 【北京冬季五輪第12日・カーリング女子1次リーグ   日本4―10英国 ( 2022年2月15日 )】 【カーリング斬る・山口剛史】 第1エンドのロコ・ソラーレは不利な先攻で途中までは悪くない形でしたが、ガードストーンの置き場所や、ピタリとつけたいショットが15センチほどズレがありました。そこを狙われて、3失点したのが痛かったですね。
 ロコが良かったのは後攻の第4エンド。藤沢選手に回ってきた時点で、ほぼ2得点はないという状況でした。ここから藤沢選手は1投目でハウスに入っている相手ストーンの裏に回り込み、ラストショットも決めました。厳しい展開からでも、スキップの意地を見せましたね。

 第1エンドの先攻と後攻は、試合直前のラストストーンドロー(LSD)で決まります。両チームから2人が投げて2投合計が中心に近い方が、有利な後攻からスタート。いきなり大量失点する悪循環を避けるためにも、米国戦はまず後攻が欲しいですね。(平昌五輪8位、SC軽井沢ク)

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