樋口新葉「全部出し切りたい」 五輪版「ライオンキング」へ3回転半着氷

2022年02月16日 17:26

フィギュアスケート

樋口新葉「全部出し切りたい」 五輪版「ライオンキング」へ3回転半着氷
<北京五輪 フィギュア>練習する樋口新葉(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 北京五輪フィギュアスケート女子でSP5位の樋口新葉(明大)が16日、会場の首都体育館の公式練習で調整した。
 フリー「ライオンキング」の曲かけでは冒頭のトリプルアクセル(3回転半)には挑まず、ルッツ―トーループの連続3回転などを確認。練習終盤に挑んだトリプルアクセルを着氷した。「疲れは出ているけど、明日までに取って、気持ちを入れ替えたい」とし、「(3回転半)今日跳べると思っていなかった。体の感じとしては良い」と手応えを口にした。

 フリーは最終組に入り、ROC勢や同学年の坂本らとのメダル争いに絡んだ。最終組での練習に「回転が速いというか。凄いスピード感の中で練習していた。前みたいに他の人のことばかり考えないで、自分に集中できていた」と振り返った。

 前日のSPでは五輪史上5人目となるトリプルアクセルジャンパーとなった。SP、フリーとも大技を両方そろえれば10年バンクーバー銀メダルの浅田真央以来、五輪で日本人2人目となる。SPでは他のジャンプでミスが出ただけに「全部出し切りたい。昨日の悔しさがある。全部ぶつけて良い点数がもらえるように」と意気込み、「まだ世界選手権あって最後じゃないけど、ここで全力を出し切って終わりたい」と決意を語った。

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