美帆に聞く 金1つか銀3つ選ぶなら…「選ばないで全部で獲れるように頑張る」

2022年02月18日 05:30

スピードスケート

美帆に聞く 金1つか銀3つ選ぶなら…「選ばないで全部で獲れるように頑張る」
金メダルを獲得した高木美(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【北京五輪第14日 スピードスケート女子1000メートル ( 2022年2月17日    国家スピードスケート館 )】 今大会5種目に出場した日本選手団主将の高木美帆(27=日体大職)が女子1000メートルを1分13秒19の五輪新記録で制し、悲願の個人種目金メダルを手にした。3000メートル6位、1500メートル銀、500メートル銀、団体追い抜き銀で迎えた最終レースで優勝。冬季五輪同一大会のメダル4個は日本勢最多で、18年平昌五輪を含めた通算7個は競泳の北島康介、体操の内村航平らに並ぶ夏冬通算6位の快挙となった。
 【高木美帆に聞く】

 ――初めての五輪出場から金メダル獲得まで、ぶれずに取り組んできたことは?
 「短い距離から長い距離まで滑れるレースは出たいという気持ちはずっと自分の中にあり続けた」

 ――15日の団体追い抜きからどう気持ちを切り替えた?
 「気持ちの整理がついたわけではないが、(団体追い抜きメンバーの)4人同じ部屋なので談笑したりする中で、少しずつ気持ちも切り替わった。ぎりぎりで、他のことを考える余裕がなく、やるべきことにフォーカスできたのが良かった」

 ――1000メートルはどんな種目?
 「初めてシニアで表彰台に上がったのも1000メートル。ずっと1500メートルを頑張ってきたけど、1000メートルは私にとって1500メートルとは違った種目だと実感している」

 ――涙も見えた。
 「大会前半に(コロナで隔離された)ヨハン(コーチ)と一緒にリンクに立ち、自分を見せられたことがうれしかった。(抱擁した)あの時はお互いにありがとうという言葉しか出てこなかった」

 ――金1つか銀3つならどちらを選ぶ?
 「難しいですね…(笑い)。“選ばないで全部で獲れるように頑張る”と言います」

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