山口剛史 ロコの第1エンド 10センチのずれが尾を引いた

2022年02月21日 05:30

カーリング

山口剛史 ロコの第1エンド 10センチのずれが尾を引いた
指示をおくる藤沢 Photo By AP
 【北京五輪最終日・カーリング女子決勝   日本3─10英国 ( 2022年2月20日    国家水泳センター )】 【山口剛史の目】五輪決勝という大一番でロコが先攻の第1エンドに、いきなり2点奪われたのが痛かったですね。藤沢選手のラストショットが曲がりきらず、10センチほど狙いからずれました。英国のミュアヘッド選手は隙を見逃さずに、きっちりとストーンを押してきました。実力が拮抗(きっこう)していればいるほど、小さなミスが後に大きな差になってしまいます。
 序盤から苦しい展開となり、ロコが後攻だった第5エンドは、藤沢選手の1投目が狙いよりも手前にストップ。2点を狙った最終投も精度を欠いて1点スチールを許しました。第7エンドの4点もあって結果的に大差となりましたが、この試合は攻守両面において英国の方が良かったということです。ロコは持ち味のコミュニケーションを生かして、よく北京を戦い抜いてくれたと思います。(平昌五輪8位、SC軽井沢ク)

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