渡辺彩香は2位で決勝ラウンドへ「この2日間みたいな気持ちで、落ち着いてできれば楽しみ」

2022年03月04日 20:50

ゴルフ

渡辺彩香は2位で決勝ラウンドへ「この2日間みたいな気持ちで、落ち着いてできれば楽しみ」
<ダイキンオーキッドレディース・2日目>6番、笑顔を見せる渡辺彩香(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフ ダイキン・オーキッド・レディース第2日 ( 2022年3月4日    沖縄県 琉球GC=6590ヤード、パー72 )】 単独首位から出た渡辺彩香(28=大東建託)が3バーディー、1ボギーの70で回り通算7アンダーの2位で決勝ラウンドに進んだ。首位の黄アルム(34=韓国)とは1打差。
 スコアを2つ伸ばした渡辺は「全体的にいいリズムでできた。後半は風が強くなって、なかなかチャンスをつくれなかったけど、いいラウンドができた」と息をついた。

 インから出て12番で2メートルにつけてバーディー先行。16番パー3では4メートルのバーディーパットを沈めた。後半の4番パー5では第2打をグリーン手前まで運び、アプローチをピンそばに寄せてスコアを伸ばした。6番でボギーを叩いたが、好位置で予選ラウンドを終えた。

 好調の要因は心の中にある。完ぺき主義者で「もっとこうしたいという欲が出て、自分に満足できず、自分をどんどん追い込んでいく癖があった」。まじめな性格が災いし小さなミスから精神的に崩れることが多かった。

 そこでオフにコーチ、メンタルコーチ、キャディーと話し合い「もう少し自分を認めて、ここが良くなったとか、ここが成長したと感じられるように取り組んできた」。プレー中や普段の生活で、見逃しがちな自分の長所や成長を見つけることを意識的に行ってきた。その成果が徐々に表れている。

 この日は、練習ラウンドで気付いた注意点などを書き込んだコースメモを忘れてスタートしたが、動揺することなく冷静に対応。キャディーの持っているメモを見ながらプレー。「今までなら少しでも自分の思うようにならないと嫌だったけど、ぶれることなく集中してできた」。

 20~21年シーズンの開幕戦アースモンダミン・カップ以来のツアー5勝目を狙う。勝てば2シーズン連続の開幕戦制覇となる。「この2日間みたいな気持ちで落ち着いてできれば。残り2日も楽しみ」。決勝ラウンドも無欲のプレーを心がける。

おすすめテーマ

2022年03月04日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム