ウィザーズの「無条件プレーオフ進出」の可能性が消滅 八村10得点もロードで8連敗

2022年03月25日 11:15

バスケット

ウィザーズの「無条件プレーオフ進出」の可能性が消滅 八村10得点もロードで8連敗
第1Q、バックスのポーティスをかわしてジャンプシュートを放つウィザーズの八村(AP) Photo By AP
 NBA東地区全体12位のウィザーズは24日、敵地ミルウォーキー(ウィスコンシン州)で同2位のバックスに102―114(前半42―60)で敗れて30勝42敗。最大28点差をつけられながら第4Qの残り1分56秒に7点差まで迫ったが、一度もリードを奪えないままに主力2人を欠いていたバックスに振り切られた。
 これでロードでは8連敗となり、残り10試合に全勝しても40勝どまりとなるため、東地区全体の8位以下が確定。無条件でプレーオフに進出できる6位(現時点で6位のキャバリアーズと7位ラプターズが41勝)になることはできず、4チームが争う「プレーイン・トーナメント」の下限となっている東地区全体10位のホークスにも5・5ゲーム差をつけられた。

 「プレーイン・トーナメント」では地区全体7位と8位、9位と10位が対戦。前者の勝者は地区第7シードとなり、その敗者が後者の勝者ともう1試合を行って第8シードが決定する。

 今季17・1得点、8・5リバウンドをマークしていたカイル・クーズマ(26)は膝の故障で3試合連続の欠場。代わって八村塁(24)が今季3度目の先発出場を果たし、10得点を稼いで9試合連続で2ケタに乗せたものの勝機は見い出せなかった。

 結局八村は第3Qまでの出場で、フィールドゴール(FG)の成功は11本中5本で、7リバウンドをマーク。3点シュートは3本すべて失敗し、今季成功率は前日までの48・1%から46・4%にダウンした。

 ベンチから出たイシュ・スミス(33)がチーム最多の17得点。クリスタプス・ポルジンギス(26)とケンタビアス・コールドウェルポール(29)はそれぞれ16得点をマークしたものの、チームの3点シュート成功は38本中11本(成功率28・9%)だった。

 勝ったバックスはここ5戦で4勝目を挙げて46勝27敗。試合のなかった76ers(45勝27敗)を抜いて3位から2位に浮上し、東地区全体首位のヒート(47勝26敗)には1ゲーム差に迫った。

 右膝に不安を抱える得点ランク3位のヤニス・アデトクンボ(27)と、手首を痛めているクリス・ミドルトン(30)はともに欠場。しかし東京五輪の米国代表だったガードのドリュー・ホリデー(31)が24得点と10アシストを挙げてチームをけん引し、21得点のグレイソン・アレン(26)ら計7人が2ケタ得点を記録した。

 なおウィザーズは25日に敵地デトロイト(ミシガン州)でピストンズ(20勝53敗)と対戦する。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場7分29秒=4得点)
(1)2分0秒・左から正面に回り込んでプルアップでジャンプシュート=○(アシスト・キスパート)
(2)5分0秒・左サイドでポーティスと1対1。レッグスルーからジャンプシュート=○
(3)5分29秒・右サイドから3点シュート=×
 ▼第2Q(出場6分49秒=無得点)
4分27秒・フリースロー2本=××
(4)7分27秒・左エルボー付近からジャンプシュート=×
 ▼第3Q(出場9分17秒=6得点)
(5)25秒・正面から3点シュート=×
(6)2分1秒・キスパートのスティールから速攻。両手でダンク=○(アシスト・ポルジンギス)
(7)4分14秒・ランニングステップからゴール下=×
(8)4分16秒・自らオフェンスリバウンドをキープしてゴール下=○
(9)6分10秒・正面から3点シュート=×
(10)7分16秒・ゴール下で右手でダンク=○(アシスト・ネト)
(11)8分38秒・左サイドのペイントエリア付近でステップバックからジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場機会なし)

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