石川遼、腰と右手首痛で練習ラウンド取りやめも 5カ月ぶり復帰戦へ「大したことないし、大丈夫」

2022年03月30日 17:00

ゴルフ

石川遼、腰と右手首痛で練習ラウンド取りやめも 5カ月ぶり復帰戦へ「大したことないし、大丈夫」
<東建HMカップ練習日>ズームで会見する石川遼(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 男子ゴルフの今季国内ツアー開幕戦、東建ホームメイト・カップ(賞金総額1億3000万円、優勝賞金2600万円)は3月31日から4日間、三重県桑名市の東建多度CC名古屋(7062ヤード、パー71)で行われる。
 
 ツアー通算17勝の石川遼(30=CASIO)は30日、腰と右手首に出た痛みのため急きょ、練習ラウンドを取りやめ、治療と回復に専念。試合会場には姿を見せず、予定されていた公式会見もリモートで実施した。

 米国から帰国後の隔離義務違反により昨年11月から1カ月の出場停止処分を受けた石川にとってこの試合は昨年10月のブリヂストン・オープン以来、5カ月ぶりの実戦。「ご迷惑、ご心配をお掛けした方がたくさんいるのでしっかり地に足を付けて丁寧に一打一打に向き合っていきたい。とにかく精いっぱい大好きなゴルフができることに、感謝の気持ちでいっぱいです」とゆっくりと落ち着いた口調で話した。

 腰と右手首の痛みは試合の出欠には影響しない程度の様子。「ほかの選手も体の痛みを抱えながらの毎日だと思います。全然、大したことないし、大丈夫だと思う。凄く楽しみにしてます」と笑顔で話した。

 今季から9Iの代わりに43度の特製ウエッジを導入した“ウエッジ5本体制”については「そこを一つの区切りとして43度から下のウエッジを持った時には精度で勝負したい。5本のウエッジを持った時には2回で上がるんだという壮大なプロジェクトです。これからのゴルフ人生をかけて高めていきたい」と初めて自らの言葉で熱く語った。

 昨季は下部ツアーの2次予選会から挑んだ米ツアー再挑戦プランについては「メンタル的にもフィジカル的にもやるべきことがたくさんあるので、今は考えてないですかね」と今季は国内ツアーに専念する意向。海外メジャーについても世界ランキング265位という現状を踏まえ「現時点でどれだけ現実的なのかな。ジャンプする時には一回、しゃがまないといけない。そこは思ってません」と今季はゴルフのベースアップに取り組む。

 国内ツアーについても数字的な目標は設けず「いかにトップ5に安定的に入れるか。悪い時でも信念、心が左右されないゴルフのベースをつくりたい」と自分のゴルフを見つめ直すシーズンになるという。

 

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