松山英樹、マスターズ連覇へ因縁のライバルが同組 17年にメジャー初V阻まれたJ・トーマス

2022年04月07日 02:30

ゴルフ

松山英樹、マスターズ連覇へ因縁のライバルが同組 17年にメジャー初V阻まれたJ・トーマス
「チャンピオンズディナー」で記念撮影に納まる松山(前列左から3人目)ら(マスターズ公式ツイッターから)
 男子ゴルフの今季メジャー初戦となるマスターズは7日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで開幕する。5日に予選ラウンドの組み合わせが発表され、前年覇者の松山英樹(30=LEXUS)はジャスティン・トーマス(28=米国)らと日本時間午後11時45分にスタート。17年全米プロで優勝を阻まれた宿敵とのペアリングとなった。夜には歴代王者が集う恒例の「チャンピオンズディナー」でホスト役を務めた。
 開幕を2日後に控えて発表された予選ラウンドのペアリング。前年覇者の伝統である全米アマ優勝者とともに、同組になったのは因縁の相手だった。米ツアー14勝、世界ランキング7位の実力者J・トーマス。過去に何度も優勝争いをした好敵手だ。

 思い出されるのは17年全米プロ。最終日最終組で一時首位に立った松山だが、後半にJ・トーマスに逆転され、メジャー初優勝を阻まれた。だが、今回はこれまでとは違う。「マスターズチャンピオンとまた呼ばれるように頑張りたい。ここで優勝できた自信を持って」。マスターズ王者としての自信と誇りを胸に迎え撃つ。

 午後7時からは、その歴代王者がグリーンジャケットを着用して集うチャンピオンズディナーに出席した。52年にベン・ホーガンが優勝者の夕食会を主催して始まった伝統の行事。クラブハウス2階のライブラリーと呼ばれる部屋で開催され、ホスト役を務めた松山は寿司にA5ランク宮崎牛など日本人史上初の覇者らしく日本食を振る舞った。かつて「勝って次の週くらいにどうしようって思って」と語った熟考の末のメニューだった。

 歴戦の王者たちからは、多くの賛辞が贈られた。自身のツイッターでセルヒオ・ガルシアは100点の絵文字とともに「思い出に残る5つ星のディナーだった」と食事を絶賛し、バッバ・ワトソンは「最高のスピーチをした。彼とともにマスターズ王者であることは誇りだ」と称賛した。

 日本のエースとして新たな道を切り開いてきた松山だが、この伝統行事でも大役を務めあげた。ふたたびロープ内へと戻り、「また今年もいいプレーができるように頑張りたい」。史上4人目となる大会連覇への挑戦がいよいよ始まる。

 ▽17年全米プロ選手権VTR 1打差の2位で最終日に臨んだ松山は前半で1つ伸ばし首位でハーフターン。10番でもバーディーを奪ったが、1メートルのパットがカップに蹴られた11番から3連続ボギーを叩き後退。14、15番の連続バーディーで巻き返したものの、16番でも1・5メートルのパーパットがカップに蹴られ、18番では第1打を小川に落としボギーで5位終戦。3つ伸ばした同組のJ・トーマスに優勝をさらわれ、ホールアウト後には悔し涙を流した。

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