朝日生命が体操事業から撤退…水鳥男子強化本部長「衝撃を受けた」田中女子強化部長「朝からため息」

2022年04月20日 18:35

体操

朝日生命が体操事業から撤退…水鳥男子強化本部長「衝撃を受けた」田中女子強化部長「朝からため息」
会見する日本体操協会男子強化本部長の水鳥寿思氏 Photo By スポニチ
 体操の第76回全日本個人総合選手権は21日、東京体育館で開幕する。20日は公式練習、前日会見が行われ、水鳥寿思男子強化本部長(41)、田中光女子強化本部長(49)がそれぞれ見どころなどを語った。
 男子は昨年の東京五輪で若返りを果たしており、個人総合、種目別鉄棒で金メダルを獲得した橋本大輝(順大)をはじめ、萱和磨(セントラルスポーツ)、谷川航(同)、北園丈琉(徳洲会/星槎大)らがそろって出場。水鳥本部長は「フレッシュな選手たちが日本エースになっていく大会になるんじゃないか」と期待した。

 女子はエースだった村上茉愛さんが引退。昨年の東京五輪代表の畠田瞳(セントラルスポーツ、12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪代表の寺本明日香(ミキハウス)も今回会限りで引退を表明しており、“世代交代”がテーマとなる。田中本部長は「誰が次のエースになっていくのかが見極めていくのが今回の大きな見どころ」と話した。

 両本部長は、名門クラブの朝日生命が2022年度限りで体操事業から撤退するとの報道についても言及。水鳥本部長は「そういう決断をされたのは残念なこと。個人的に衝撃を受けた」と心境を明かし、「一企業のことではなく、体操界全体として受け止めなければいけない。東京オリンピックが終わってスポーツ界がもっと自分たちで魅力を発信し、応援される体操界でなければと思っていたが、その思いをより強くした」と話した。

 田中本部長は「正直、びっくりしました。“えぇ~”という思い。朝からため息でした」と驚きを隠さず、「水鳥本部長も話されていたように応援してもらえる体操界にしなくてはいけない。体操の魅力、価値をつくっていけるように強化部として努力しなければ」と語った。

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