グリズリーズが26点差をはねのけて逆転勝ち マーベリクスはドンチッチ不在で2勝目

2022年04月22日 14:10

バスケット

グリズリーズが26点差をはねのけて逆転勝ち マーベリクスはドンチッチ不在で2勝目
26得点を挙げてグリズリーズの勝利に貢献したベイン(AP)と健闘を称えるブルックス(AP) Photo By AP
 NBAは21日にプレーオフ西地区1回戦の3試合を各地で行い、西地区第2シードのグリズリーズは敵地ミネアポリス(ミネソタ州)で第7シードのティンバーウルブスを104―95(前半45―51)で下して2勝1敗。6シーズンぶりのシリーズ制覇まであと2勝と迫った。
 グリズリーズは第2Qの序盤で26点をリードされ(21―47)たものの、第3Q残り1分5秒から第4Qの3分47秒までの間に連続21点の猛攻。第4Qの4分51秒、タイアス・ジョーンズ(25)の3点シュートで初めてリードを奪うと、このあとの接戦をものにして敵地で貴重な白星をもぎとった。

 2シーズン目を迎えているデズモンド・ベイン(23)が3点シュートを15本中7本成功させてチーム最多の26得点をマーク。ジャー・モラント(22)はフリースローを10本中5本失敗し、ターンオーバーも7回犯したが、それでも16得点、10リバウンド、10アシストでプレーオフでは初のトリプルダブルを達成した。

 ティンバーウルブスは2万人の地元ファンの声援を受けて優位に立っていたが、第4Qのスコアは12―37。土壇場で精彩を欠いて勝機を逃した。

 大黒柱のルカ・ドンチッチ(23)を脚の故障で欠いている第4シードのマーベリクスは敵地ソルトレイクシティー(ユタ州)で第5シードのジャズを126―118(前半68―51)で退けて2勝1敗。ソルトレイクシティーで勝ったのは2016年4月11日(〇101―92)以来、12試合ぶりとなった。

 第2戦で自己最多の41得点を記録していたジェイレン・ブランソン(25)は4本の3点シュートをすべて外してしまったが、それでも31得点。シーズン途中にウィザーズから移籍し、ドンチッチに代わって先発しているスペンサー・ディンウィディー(29)は20得点と6アシスト、3スティールを稼いだ。第2戦で8本の3点シュートを決めたマキシー・クリバー(30)はロードゲームとなっても好調。この日も5本中4本を成功させて17得点をマークした。

 クリバーの今季の3点シュートの成功率は32・5%で、球宴後の後半戦は19・7%にまで低下。しかしそのスランプがうそのように、1回戦の3試合では66・7%(21本中14本)にまで上昇している。

 なおドンチッチは23日の第4戦では復帰すると見られている。

 西地区第3シードのウォリアーズは敵地デンバー(コロラド州)で第6シードのナゲッツに118―113(前半69―59)で競り勝って3戦全勝。先発のジョーダン・プール(22)とベンチから出たステフィン・カリー(34)がともに27得点、クレイ・トンプソン(32)は6本の3点シュートで26得点をマークして勝利に貢献した。

 ナゲッツは昨季のMVP、センターのニコラ・ヨキッチ(27)が37得点、18リバウンドをマークし、第3Q終了時点では89―87と2点リードしていたものの、勝負どころの第4Qは24―31と優位に立てなかった。

 NBAのプレーオフで3戦全敗となったのは東地区で76ersと対戦しているラプターズが通算144回目でナゲッツは145回目。昨シーズンまでの過去143回中、ここから4連勝を飾ってシリーズを制したチームは存在せず、ナゲッツはラプターズ同様“突破確率0%”という過酷なデータと直面している。

 <21日の結果>
 ▼西地区1回戦
(2)グリズリーズ(2勝1敗)104―95(7)*ティンバーウルブス(1勝2敗)
(3)ウォリアーズ(3勝)118―113(6)*ナゲッツ(3敗)
(4)マーベリクス(2勝1敗)126―118(5)*ジャズ(1勝2敗)
 *はホームチーム、カッコ内の数字は地区内シード順

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