松森彩夏 4打差2位の好発進 キャディーの妹・杏佳さんとの呼吸のピッタリ 「一番心強いです」

2022年04月22日 20:19

ゴルフ

松森彩夏 4打差2位の好発進 キャディーの妹・杏佳さんとの呼吸のピッタリ 「一番心強いです」
<フジサンケイレディース・初日>18番、ラウンドを終え笑顔を見せる松森彩夏(撮影・西尾 大助)   Photo By スポニチ
 【女子ゴルフ フジサンケイ・レディース第1日 ( 2022年4月22日    静岡・川奈ホテルGC富士C )】 15年大会で2位に入った実績がある松森彩夏(27=スターツ)が67で回り4打差の2位につけた。
 出だしの1番で残り104ヤードの第2打をピン上5メートルに乗せてバーディーと幸先の良い滑り出し。10番でボギーを叩くが、すぐに11番パー3で9Iのティーショットを1メートルにつけて取り戻す。続く12番、さらに16番でもバーディーを決めて伸ばすと、17番では5メートルの難しい距離を沈めて締めくくった。

 「10番でボギーを叩いて、いつもなら崩れるところを11番でバーディーを狙いにいって取れたのは良かったです。11番を取れたら12番は取りやすいなと思いながらプレーしていました」

 好プレーをアシストしたのはキャディーの妹・杏佳(26=きょうか)さんだ。杏佳さんは以前、単年登録のツアープロとして活動。17、18年にはこの大会で3位に入った経験もある。

 プロテストへの挑戦から、将来の目標をレッスン資格の取得へ切り替えたこともあり、今季から松森がキャディーを依頼した。

 実は松森がプロになって初めて川奈を回ったときにも杏佳さんにバッグを担いでもらった。

 「初めてキャディーをしてもらったときより、妹も選手として回っているコースですし、いろんな知識もあります」。その象徴が172ヤードの17番パー3。クラブを5Iか6Iにするか悩んだところ、杏佳さんから「下のクラブでしっかり打った方が良い」とアドバイスされ、その通りに打ってバーディーにつなげた。

 杏佳さんはプレー中に松森がミスをしても、次のプレーにそれを引きずらないように「コレを食べて」とグミを渡して気分転換を促す。

 「私がボギーを打って腐ってしまうと、妹にすごい怒られるんで。妹もいろいろ工夫をしてくれてて。選手としてお互いにやっていたときは、ライバルっぽい感じはあったんですけど、今はキャディーをやってくれて一番心強いです」

 松森は15年のこの大会で最終日に優勝争いをしながら最終18番で3パットしてプレーオフに持ち込めず、藤田光里に優勝をさらわれた苦い思い出がある。

 「久しぶりに良い位置で2日目を迎えられるので、自分のやるべきことをまず1つずつやることかなと思っています」
 今回は頼もしい相棒もいる。川奈の借りは川奈で返す。

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