松元克央“再出発”の200メートル自由形優勝 世界を見据えた「狙い通り」のラスト50メートル逆転

2022年04月29日 18:12

水泳

松元克央“再出発”の200メートル自由形優勝 世界を見据えた「狙い通り」のラスト50メートル逆転
松元克央 Photo By スポニチ
 【競泳日本選手権第2日 ( 2022年4月29日    横浜国際プール )】 アジア大会(9月、中国・杭州)の代表選考会を兼ねて行われ、男子200メートル自由形は日本記録保持者の松元克央(25=ミツウロコ)が1分46秒98で優勝。既に3月の国際大会代表選考会で世界選手権とアジア大会の代表に内定しており、今季は競泳日本代表の主将を務める。
 序盤は渡辺が圧倒的な泳ぎでリード。松元は4位あたりでレースを進めた。渡辺の勢いは止まることなく最後の50メートル勝負に。ここから驚異の追い上げを見せた松元が残り25メートル付近で渡辺を捉えると一気に逆転しゴール。日本記録保持者の維持を見せた。

 優勝インタビューで松元は、終盤の追い上げはレースプラン通りかと問われ「狙い通りです。世界の外国の選手をラスト抜くっていうのをいつも頭に浮かべてレースしているので、何が何でも1位を獲るというのは常日頃考えなければいけないのかな、と思います。世界の選手たちと一緒に泳いでも、自分のレースができなくなるような弱い選手ではなくて、しっかり自分のレースをできるような強い選手になっていきたいなと思っています」と語った。

 3月末でセントラルスポーツを退社し、昨年発足した新興チームのミツウロコに移籍。約4年間指導を受けた鈴木陽二コーチの元を離れた。88年ソウル五輪男子100メートル背泳ぎ金メダルの鈴木大地氏らを育てた名伯楽に「頼りすぎていた」と自立を目指して環境を一新。中川智之コーチ(三菱養和スイミングクラブ)の下で練習を開始し、夏の国際大会後は海外への武者修行も検討している。

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