ウォリアーズが4年ぶりにファイナルを制覇 セルティクスに4勝2敗 カリーがMVP

2022年06月17日 12:32

バスケット

ウォリアーズが4年ぶりにファイナルを制覇 セルティクスに4勝2敗 カリーがMVP
優勝トロフィーを掲げるウォリアーズのカリー(AP) Photo By AP
 今季のNBA王者を決める「ファイナル(FINALS)」の第6戦が16日にマサチューセッツ州ボストンで行われ、ウォリアーズ(西地区)が103―90(前半54―39)で地元のセルティクス(東地区)を下し、第4戦から3連勝を飾って4勝2敗。3点シュートを46本中19本決め(成功率41・3%)、4年ぶり7回目の優勝を敵地で決めた。
 1946年にNBAがBAAとして誕生したときから存在しているオリジナルチーム同士は1964年のファイナルでも対戦しており、このときはセルティクスが4勝1敗で勝っていたが、それから58年後の“再戦”ではウォリアーズはリベンジを果たした。

 ウォリアーズは第1Qの序盤で2―14と12点のビハインドとなったが、16―22で迎えた残り2分28秒から第2Qの1分47秒までの4分5秒間で連続21点を奪取。このクオーターの残り2分9秒には点差を21点にまで広げた。

 第5戦で9本の3点シュートをすべて外していたステフィン・カリー(34)はこの日の最初の1本も失敗して10本連続の不成功となったが、第1Qの残り56秒には右のコーナーから成功させて“スランプ”を脱出。39分の出場で3点シュートを11本中6本成功させ、34得点と7リバウンド、7アシストを挙げて優勝に貢献した。

 今ファイナルでは計187得点を稼ぎ、3点シュートの成功率が43・7%に達したカリーが初のMVP。第6戦ではアンドリュー・ウィギンス(27)が18得点、度重なった脚の故障で2シーズンを棒に振ったクレイ・トンプソン(32)も12得点、このシリーズで6反則退場を3回記録しいたドレイモンド・グリーン(32)も12得点、12リバウンド、8アシスト。カリー、トンプソン、グリーンにアンドレ・イグダーラ(38)を加えたベテラン4人はここ8年間で4つ目のチャンピオン・リングを獲得し、西地区第3シードからの頂点到達はディビジョン制からカンファレンス制となった1970年以降では、2011年のマーベリクス以来、史上5チーム目となった。

 14年ぶりの優勝を狙っていたセルティクスは最大22点差を第4Qの6分すぎに8点差まで縮めたが反撃もここまで。ターンオーバーを23回犯し、ファイナル22回目の出場で初めての3連敗。ファイナルで過去7戦全勝の最終戦に勝負を持ち込むことはできなかった。ジェイレン・ブラウン(25)がチーム最多の34得点、アル・ホーフォード(36)は19得点と14リバウンドをマーク。しかし東地区決勝でMVPとなったジェイソン・テータム(24)は執ようなマークにあって13得点にとどまった。

 イーメイ・ユドーカ新監督(44)を迎えた今季は50試合消化時点で25勝25敗。しかしそこからの32試合を26勝6敗で乗り切って東地区の第2シードとなったが、レイカーズを超える単独史上最多の18回目の優勝はおあずけとなった。

 <22年NBAファイナルの結果>
 ▼第1戦=〇セルティクス120―108●ウォリアーズ
 ▼第2戦=〇ウォリアーズ107―88●セルティクス
 ▼第3戦=〇セルティクス116―100●ウォリアーズ
 ▼第4戦=〇ウォリアーズ107―97●セルティクス
 ▼第5戦=〇ウォリアーズ104―94●セルティクス
 ▼第6戦=〇ウォリアーズ103―90●セルティクス

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