後藤未有、初の首位発進 遅れてきたミレニアム世代 4週連続予選落ちから7バーディー66
2022年07月08日 04:30
ゴルフ
「あまり危ないところもなく、安定したプレーができた。着々とスコアを伸ばして、余裕を持ってプレーできてよかった」
粘りのある洋芝に順応した58度ウエッジがさえた。10番パー5で67ヤードの第3打をピンそばに寄せて、お先バーディー。同じくパー5の14番では58ヤードの3打目を、パー4の6番では66ヤードの第2打をいずれも「OK」につけてスコアを伸ばした。これまで北海道の洋芝に苦手意識があったが、「何か変えたわけではないけど、気持ちよくラウンドできている」とうなずいた。
技術面ではなく、精神面の変化が好転の要因だ。ここまで4戦連続の予選落ち。復調のきっかけを探し懸命に練習を重ねていたが、今週は逆転の発想で練習量を減らしてみた。開幕前日は普段は5時間の練習を2時間に。早く切り上げた分、ロリー・マキロイ(英国)を筆頭に米男子ツアーのスーパープレー集を映像で見ていいイメージをインプット。「悪いイメージが払拭された」と、ポジティブに初日を迎えられた。
通算7勝の古江、同5勝の西村らと同じ2000年度生まれのミレニアム世代の一人。ただ、プロテスト合格は2度目の挑戦の昨年6月だった。「これからはガツガツ、先陣を切れる選手になりたい」。遅れてきた才能の初優勝は、世代のリーダーへの足掛かりとなる。
◇後藤 未有(ごとう・みゆう)2000年(平12)9月29日生まれ、北九州市出身の21歳。4歳からゴルフを始め、沖学園高時代の18年日本女子オープンで8位に入りローアマを獲得。2度目の挑戦となった昨年6月のプロテストで合格した。目標とするゴルファーは宮里藍。1メートル57。
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