古江彩佳 参戦1年目で米女子ツアー初V、通算21アンダーの大会記録で全英女子OP前哨戦を制す

2022年08月01日 00:46

ゴルフ

古江彩佳 参戦1年目で米女子ツアー初V、通算21アンダーの大会記録で全英女子OP前哨戦を制す
<スコットランド女子オープン・最終日>優勝し畑岡の祝福に笑顔を見せる古江(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【米女子ゴルフツアー スコットランド・オープン最終日 ( 2022年7月31日    英ゲイレス ダンドナルド・リンクス=6494ヤード、パー72 )】 米女子ツアー参戦1年目の古江彩佳(22=富士通)が念願のツアー初優勝を飾った。4打差の9位から出た最終日は10バーディー、ボギーなしの62と記録的な猛チャージをみせ、通算21アンダーと独走。ハ・ミジョン(韓国)の大会記録(19年、20アンダー)を更新するビッグスコアで次週8月4日開幕のAIG全英女子オープン前哨戦を制した。
 
 切れ切れのショットが次々とピンに絡み、面白いようにパットが決まった。6番パー3で左に切れる約2メートルのバーディーパットを沈めてから猛チャージは始まった。7、8番では2打目を1メートル以内に。11番パー3では約50センチにつけるスーパーショットで怒濤(どとう)の6連続バーディー。一気にリーダーボードを駆け上がった。15番では尾根越えのロングパットを、重圧のかかる最終18番でも難なくバーディーパットを沈め、通算21アンダーまで伸ばした。

 ピンチも難なく乗り切った。3番パー5では第1打をポットバンカーに入れて出すだけ。3打目も再びグリーン左手前のポットバンカーに入れるが、4打目をピン横1メートルにつけてナイスパー。前日も12番のピンチを切り抜けることで「あそこがボギーだったら、リズムも変わっていたかも…」と話した通り、ピンチを切り抜けることで流れをキープ。死角はなく、勝負どころでのショット、パットもさえ渡った。

 「本当にいいゴルフができている。ロングパットもちゃんと入っているのが、スコアにつながっている」と話す。昨年からタッグを組むキャディーのマイク・スコット氏はコースから車で約40分の地元出身。不慣れなリンクスの難解なグリーン、不規則な風を攻略する上で「凄く助かっている」と笑った。

 次週にAIG全英女子オープンを控えた「前哨戦」で見せた完璧なゴルフ。米ツアー参戦1年目の22歳が大きな自信を手に今季最後のメジャーに挑む。

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