ウィザーズが4試合ぶりの白星 クーズマが土壇場で決勝3P 八村10得点も後半の要所では出番なし

2023年01月12日 11:37

バスケット

ウィザーズが4試合ぶりの白星 クーズマが土壇場で決勝3P 八村10得点も後半の要所では出番なし
ブルズのホワイトにマークされるウィザーズの八村(AP) Photo By AP
 ウィザーズは11日、敵地シカゴ(イリノイ州)でブルズを100―97(前半46―59)で振り切って18勝24敗。第3Q序盤で最大16点をリードされたが、このクオーターを41―21として盛り返し、97―97で迎えた第4Qの残り6秒、21得点を挙げたカイル・クーズマ(27)がこの試合で唯一の3点シュート(試投4本目)を成功させてこれが決勝点となった。
 ウィザーズは太腿の故障で離脱しているブラドリー・ビール(29)に加え、クリスタプス・ポルジンギス(27)が肋骨、ダニエル・ギャフォード(24)が足首を痛めてこの試合を欠場。センター不在となってインサイドでは不利と見られていたが、先発したデニ・アブディヤ(22)が9得点ながら自己最多の20リバウンドを稼いでチームの勝利に貢献した。

 先発ガードのモンテ・モリス(27)も17得点、ベンチから出たアンソニー・ギル(30)は23分のプレータイムで11本中7本のフィールドゴール(FG)を成功させて自己最多の18得点、4リバウンドと活躍。センター不在にもかかわらずチーム・リバウンド本数は52―39とブルズを上回った。

 そんな中で流れに乗れなかったのが八村塁(24)。20分の出場でFG成功は9本中3本(うち3点シュートは3本すべて失敗、フリースロー(FT)は4本すべて決めて10得点と5リバウンドをマークしたものの、出場時間帯のチームスコア(マイナス12)は2試合連続でチームのワーストとなった。第3Qに出番はなく、出だしから出場した第4Qも速攻からのシュートを1本決めただけで、出場は6分42秒間。3試合ぶりに得点を2ケタ(今季20回目)に乗せたものの、存在感を示すことはできなかった。

 八村の今季の成績は平均12・9得点(昨季11・8)、4・5リバウンド(同3・8)、シュートの成功率はFGが49・3%(同49・1%)、3点シュートは35・3%(同44・7%)、FTは76・8%(同69・7%)となった。

 ブルズもチーム1位の26・1得点を挙げていたデマー・デローザン(33)を太腿の故障で欠いておりザック・ラビーン(27)が38得点、ニコラ・ブーチェビッチ(32)が15得点と10リバウンドを稼いだものの、土壇場で競り負けて19勝23敗。3連勝のあとは連敗となりロードでは今季8勝14敗となった。

 なおウィザーズは13日にワシントンDCでニックスと顔を合わせる。

<八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場6分30秒=2得点)
(1)6分7秒・正面やや左から3点シュート=×
(2)6分24秒・正面からドライブして左手でレイアップ=×
(3)10分3秒・正面から3点シュート=×
(4)11分51秒・左サイドからのドライブ。バックドアにターンして左手でレイアップ=○
 ▼第2Q(出場6分39秒=6得点)
(5)3分22秒・正面でプルアップからジャンプシュート=○
*3分55秒・フリースロー2本=○○
*5分17秒・フリースロー2本=○
(6)6分25秒・左サイドから3点シュート=×
 ▼第3Q(出場機会なし)
 ▼第4Q(出場6分42秒=2得点)
(7)2分39秒・速攻から左サイドを疾走してゴール下=○(アシスト・ライト)
(8)6分11秒・右サイドからバンクショット=×
(9)6分13秒・自身が外したシュートをティップ=×

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