蝉川 偉大な先輩の青木&松山に続く! 米ツアー初陣へ「気持ちは優勝を目指して」

2023年01月12日 04:45

ゴルフ

蝉川 偉大な先輩の青木&松山に続く! 米ツアー初陣へ「気持ちは優勝を目指して」
蝉川泰果 Photo By スポニチ
 米男子ツアーのソニー・オープンは12日(日本時間13日)、米ハワイ州のワイアラエCCで開幕する。昨季アマチュアで2勝し、昨年10月末にプロ転向した新星、蝉川泰果(22=東北福祉大)にとっては、米ツアーデビュー戦。10日は前半9ホールを回り本番に備えた。大会連覇が期待される松山英樹(30=LEXUS)も9ホールを回った。
 吹きつける海風も、芝目の強いバミューダ芝も、蝉川にとっては全てが新鮮だった。いよいよ米ツアーの舞台に立つ。大学の大先輩にあたる松山と試合に同時出場するのも初めて。「松山さんと同じ試合。自分もそれだけ上がってこられたんだなと。気持ちは優勝を目指して全力で4日間戦いたい」と胸をときめかせた。

 ハワイアン・オープン時代の83年には青木功(現日本ゴルフツアー機構会長)、昨年は松山が制した伝統の大会。その青木会長からは優勝のチャンスもあると言われたことを聞かされ「そう言ってくださったということは、それなりの結果を残さないと」と気合も入った。昨年11月にはプロアマ戦で青木会長と一緒に回る機会もあり、深いラフからのアプローチも直接伝授された。

 上位進出の鍵にはパターを挙げる。この日も前半9ホールをラウンド。「芝目は結構強い。読むのが大変です。スロープと目を見ながらラインを読んでいきたい」。前週もハイレベルな伸ばし合いとなった米ツアーに「やっぱりパットが大事。ショットは自信があるので、パットを磨けばいい勝負ができる」と意気込んだ。

 11日は22歳の誕生日。既に米大手エージェンシーのSPORTFIVEと契約し、ソニー・オープンから3週連続の米ツアー出場も決まった。「自分も日本ツアーで優勝して乗り込んできてそれなりのプライドはある。食ってかかるくらいの勢いで臨んでいければ」。泰果(たいが)の目に虎のような鋭さが宿っていた。

 ▽83年ハワイアン・オープンでの青木功の優勝 第3日を終え首位タイの青木功は最終日最終組で回り、先にホールアウトした首位ジャック・レナー(米国)と1打差の2位で18番パー5を迎えた。優勝にはバーディー以上が必要な状況で、ティーショットを右ラフに打ち込み第2打も左ラフに入れピンチに。しかし残り128ヤードからPWで放った第3打がカップイン。劇的イーグルで逆転し、日本人初となる米ツアー優勝を飾った。

おすすめテーマ

2023年01月12日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム