琴勝峰 自己最速10日目での勝ち越し 初優勝へ2敗がっちりキープ
2023年01月18日 04:45
相撲
「体が勝手に動きました。上半身に力を入れすぎないよう心がけているのが良かった」
10日目での勝ち越しは自己最速。4場所連続の負け越しを止めると同時に、20年秋場所での12日目勝ち越しを2日更新した。
母校・埼玉栄高の3学年先輩・貴景勝を1差で追う戦い。「後ろからしがみついていく。挑戦していく形でやっていきたい」と意気込みを語った。
幕下に番付を上げた弟の琴手計(19)や新三役の兄弟子・琴ノ若(25)、そして母校の同学年で先場所、入幕後初めて10勝した王鵬(22)の存在も「たくさん刺激をもらってます」と励みにしている。
土俵下で見守った藤島審判長(元大関・武双山)は2敗までの3人について「それぞれ、まだ行きそうな感じです」と優勝争いを引っ張りそうな勢いを指摘。18日の11日目、阿武咲との2敗対決については「明日勝てば貴景勝に並ぶ可能性もある。気持ちも乗ってくる」と見立てた。ここ3場所続く平幕優勝。「みんなそういう気持ちはあると思う」と移行期にある角界を物語った。
≪貴景勝、冷静1敗キープ≫貴景勝が9勝目を挙げて単独首位を守った。明生に右前ミツを取られたが、慌てずに左小手投げで対処。土俵下の藤島審判長は「思い切り(投げに)いったのがよかった。落ち着いている」と評価した。場所前の稽古では幅広い取り口を試していた大関。「得意の展開にならなかった時の反応も意識してやっている」と話していたとおり、立ち合いから突き放せなくても対応力の高さで白星を伸ばした。
≪阿武咲、同学年対決制し2敗死守≫阿武咲は青森・三本木農高で同学年だった錦富士を寄り切って2敗を守り、勝ち越しを決めた。左を差して止まらずに攻め続けて一気の出足。「自然体で集中できている」と充実の表情で振り返った。同郷のライバルには特に負けたくなかったはずだが「相手が誰であろうと自分の相撲は変わらない」と平常心を強調。「思い切って前に攻めるだけ」と、無心で11日目の平幕2敗対決に臨む。
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