豊昇龍 ど根性7勝目!左足首痛も休場1日で痛み止め打ち強行復帰 大関獲り足固めへ

2023年01月19日 04:45

相撲

豊昇龍 ど根性7勝目!左足首痛も休場1日で痛み止め打ち強行復帰 大関獲り足固めへ
錦富士(左)を寄り切りで破る豊昇龍(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所11日目 ( 2023年1月18日    東京・両国国技館 )】 再出場した関脇・豊昇龍が錦富士を寄り切って7勝目を挙げた。左足首を痛め10日目を休場したが、大関昇進の足固めへ11日目から強行出場。執念の白星となった。大関・貴景勝は琴ノ若に押し倒され、2敗目。平幕・阿武咲が琴勝峰との2敗対決を制し、首位に並んだ。
 勝利の直後、左足首を空中で上下し、無事を確認した。懸賞を受け取るため腰を下ろす動作もスローモーション。豊昇龍が途中休場を1日で切り上げて再出場し、錦富士を無難に寄り切った。「勝って良かったです。まわしを取ることしか考えていなかった」

 9日目の若元春戦で痛めた左足首。1日だけ休み、この日朝、痛み止めの注射を打って臨んだ。相手と離れて相撲を取れば不測の動きで悪化させかねない。左四つの両まわしは命綱。一度つかむと勝負が決まるまで手放さなかった。幕内では一昨年秋場所、剣翔が4日目に休場し、翌日再出場して勝利した例があるが、文字通り執念の白星だった。

 「左足関節捻挫で初場所の休場を要する」との休場届を提出した師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は10日目の朝に「痛み止めを打って13日目から出られたら。もう一つ勝てば三役に残れる」と語った。千秋楽まで休場すれば6勝止まりで平幕陥落。11勝した先場所を起点に足固めとしたい大関獲りが出直しになる。13日目どころか2日早めて土俵へ戻り、切望した1勝を手にした。

 「最後までやります」と今後の出場を明言した。三役残留のメドは立った。千秋楽まで残り4日。優勝ラインが下がりつつある中、賜杯すら見据えた土俵へ上がり続ける。

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