朝乃山 11勝目を挙げる 金峰山と十両首位併走 前日10連勝ストップも「切り替えて上がりました」

2023年01月19日 15:40

相撲

朝乃山 11勝目を挙げる 金峰山と十両首位併走 前日10連勝ストップも「切り替えて上がりました」
<大相撲初場所12日目>湘南乃海を寄り切りで破った朝乃山(左)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所12日目 ( 2023年1月19日    東京・両国国技館 )】 6場所ぶりに関取に復帰した元大関の十両・朝乃山(28=高砂部屋)が湘南乃海(24=高田川部屋)を寄り切って1敗を守った。13日目は同じく1敗を守った金峰山との直接対決が決まった。
 湘南乃海戦は相手得意の左四つ。得意の右をねじ込もうとしたが果たせず、差し手の左を返しながら前進した。

 新型コロナウイルス対策ガイドライン違反による6場所出場停止処分で三段目まで陥落した。復帰して4場所目。3場所連続の対戦となった湘南乃海は、その右を徹底して封じにきた。

 そこで慌てなかった。「どっしり構えられたことが良かった」。同じく1敗の金峰山も勝ったため十両の優勝争いはマッチレースになった。

 「昨日負けてすごい悔しかった。今までと変わらない生活をして切り替えて上がりました」

 前日11日目の大翔鵬戦で初日からの10連勝が途切れ、初黒星を喫した。幕下だった直近2場所で喫した1敗も同じ11日目で、3場所連続黒星という“魔の日”となった。近大相撲部の前監督で、3年前に亡くなった伊東勝人さんの命日でもあり「気持ち的に沈んでました」と振り返る。その反省点である、上体の高さを見直して臨んだ。

 西12枚目の番付から、残り3日全勝して勝ち星を14に乗せれば1場所で幕内復帰を果たす可能性が出てくる。「しっかり自分の相撲を取り切って、いい形で終わりたい」と新たな目標を見据えた。

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