光った判断でトライ起点に 東京ベイWTB根塚洸雅がPOM ラグビーリーグワン

2023年01月21日 20:20

ラグビー

光った判断でトライ起点に 東京ベイWTB根塚洸雅がPOM ラグビーリーグワン
<東京ベイ・神戸>前半、自ら蹴ったボールの再獲得を試みる東京ベイのWTB根塚洸雅(左から2人目) Photo By スポニチ
 【ラグビーリーグワン第5節   東京ベイ25―21神戸 ( 2023年1月21日    東京・江戸川区陸上競技場 )】 昨季3位の東京ベイは神戸を25―21で下して4勝目(1分け)。勝ち点20で2位をキープし、同じB組との対戦1巡目を無敗で終えた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)にはWTB根塚洸雅が選ばれた。
 自身はノートライに終わった根塚だが、トライを呼び込むインパクトプレーでPOMを獲得した。10―7で折り返した後半開始直後、目の前で跳ねた相手のキックオフボールを獲得すると、パスでもキックでもなくランを選択。自陣ゴール前15メートルの位置からディフェンスラインのわずかな隙を見つけて突破すると、敵陣へ進出。WTBゲラード・ファンデンヒーファーのノーホイッスルトライをお膳立てした。

 「ギャップがあったので、思い切って行った。トライを取り切りたい気持ちがあったので、その思いを込めた」

 目の前にいたのは機動性は欠ける相手のFW選手。冷静かつ大胆な判断でトライを演出し、4点差の接戦で大きな物を言う1トライを生み出した。

 昨季は新人賞、ベストフィフティーン、ベストラインブレーカーの3タイトルを獲得し、チームにとっても過去最高となる3位の躍進に貢献。6月のウルグアイ戦では日本代表初キャップを獲得するなど1年を通じて代表活動に参加したが、非テストマッチも含めて6試合あった秋は一度も出場機会を得られず、悔しい思いをため込んで新しいシーズンを迎えた。

 9月8日に開幕するW杯フランス大会へ、個人としてのスケールアップは必達目標。その一環で取り組んでいるサイドラインを有効利用したディフェンスでは、この日は収穫があったという。「内側からタッチに出すことに取り組んでいる。練習もしているが、はまったところもある」。成長を実感しながら、一歩一歩秋の大舞台へと歩み続ける。

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