NBAの日本人対決は渡辺が5戦全勝 渡辺は12得点 先発の八村は16得点 両者2ケタ得点は初
2023年01月31日 12:29
バスケット
渡辺は20分のプレータイムでフィールドゴール(FG)を7本中5本(うち3点シュートは3本中1本)、フリースロー(FT)は3本中1本の成功で12得点と1リバウンド、2ブロックショットで出場時間帯のチームスコアはプラス11だった。
リバウンド数は今季37試合目で100となり、3ケタに達したのはラプターズに在籍していた2020年シーズン(50試合で159)以来、自身2度目。今季の3点シュートの成功率は49・0%で、規定本数には「3」不足しているものの、この部門で1位になっているデイミオン・リー(30)の47・6%を上回っている。
レイカーズは23勝28敗でロードでは10勝16敗。ロード5連戦の初戦で31日もニューヨークでのニックス戦があるために足首に不安を抱えるレブロン・ジェームズ(38)と故障から復帰したばかりのアンソニー・デービス(29)は欠場した。
代わって八村が20年シーズンの最終戦(21年5月16日のホーネッツ戦)以来となる先発出場。トーマス・ブライアント(25)、トロイ・ブラウンJR(23)も元ウィザーズで、八村のかつてのチームメート2人も先発に名を連ねた。
八村は第1Qの5分13秒にいったんベンチへ。渡辺はこのクオーターの残り1分42秒からコートに入ったため、第1Qでの同時オンコートはなかった。しかし八村が第2Qの出だしから戻ったために、渡辺は5分29秒間、八村とともにコートに立つことになり、随所でマッチアップしながらこの間、5得点を記録した。
第4Qでも両者はスタートから出場。このクオーターでの3分6秒を併せて、5度目の対決での同時オンコートは計8分35秒となった。
今季初先発となった八村は結局28分の出場でFG成功は13本中6本(うち3点シュート2本中1本)、FTは6本中3本の成功でレイカーズでの3戦では最多の16得点と4リバウンドを記録。しかし出場時間帯のチームスコアはマイナス11だった。
レイカーズは第2Q序盤で最大19点差のビハインドとなりなら第3Q終盤で一時7点をリードしたものの第4Qは22―36。ジェームズとデービス不在で大詰めでネッツに振り切られた。
ブライアントがチーム最多の18得点。ブラウンも11得点と17リバウンド、ウエストブルックは17得点、8リバウンド、10アシストをマークするなど、ウィザーズ在籍経験者の4人が奮闘したものの勝利にはつながらなかった。
<八村の全オフェンス>
▼第1Q(出場5分13秒=4得点)
(1)1分24秒・ベバリーが外したレイアップをティップ=○
(2)1分45秒・ディフェンス・リバウンドをキープしたあとワンマン速攻。左手でレイアップ=×
(3)2分41秒・左エルボー付近でジャンプシュート=○
(4)4分26秒・左ローポストでのパワープレー。ターンアラウンドでジャンプシュート=×
(5)5分7秒・左サイドでプルアップからジャンプシュート=×
▼第2Q(出場8分36秒=3得点)
(6)2分8秒・ペイント内正面でジャンプシュート=×
*5分29秒・フリースロー2本=×○
(7)6分34秒・左サイドからのドライブでゴール下。相手のゴールテンディング=○
(8)7分2秒・右ローポストからゴール下。モリスにブロックされる=×
(9)7分53秒・左コーナーから3点シュート=×
▼第3Q(出場5分27秒=4得点)
(10)1分30秒・左コーナーから3点シュート=○(アシスト・ベバリー)
(11)3分20秒・シュルーダーが外したフリースローをフォロー。ゴール下でオニールにブロックされる=×
*4分12秒・フリースロー2本=×○
▼第4Q(出場9分0秒=5得点)
*5分43秒・フリースロー2本=×○
(12)6分22秒・ゴール下でレイアップ=○(アシスト・ウエストブルック)
(13)9分32秒・右サイドからドライブしてゴール下=○(アシスト・ブラウンJR)
<渡辺の全オフェンス>
▼第1Q(出場1分42秒=2得点>
(1)11分11秒・左サイドからジャンプシュート=○(アシスト・ミルズ)
▼第2Q(出場5分29秒=5得点)
(2)1分11秒・正面やや左から3点シュート=×
(3)2分21秒・左サイドから正面に回り込んでのドライブからフローター。相手反則を誘う=○(アシスト・サムナー)
*フリースロー1本=×
(4)2分38秒・正面やや左から3点シュート=○(アシスト・サムナー)
▼第3Q(出場6分33秒=1得点)
*10分14秒・フリースロー2本=×○
(5)11分29秒・正面やや右から3点シュート=×
▼第4Q(出場7分37秒=4得点)
(6)2分29秒・速攻からゴール下=○(アシスト・アービング)
(7)4分43秒・ゴール下でシュート=○(アシスト・トーマス)
<過去の八村VS渡辺>
(1)2019年12月14日=渡辺所属のグリズリーズが地元メンフィスでウィザーズに118―111で勝利。八村は29分で10得点、4リバウンド。渡辺は7分で無得点。同時オンコートは1分9秒間。
(2)2020年2月9日=グリズリーズがワシントンDCでウィザーズに106―99。八村は25分で12得点、11リバウンド。渡辺は10分で無得点。同時オンコートはなし。
(3)2022年1月21日=渡辺所属のラプターズがワシントンDCで137―115で勝利。八村は28分で11得点、8リバウンド。渡辺は6分で無得点。第1Q7分35秒、ともにベンチから出場して同時オンコートは5分47秒間。
(4)2022年11月4日=渡辺所属のネッツがワシントンDCで128―86で勝利。八村が18分の出場で2得点と2リバウンドに終わったのに対し、渡辺は24分の出場で2本の3点シュートなどで14得点と8リバウンド、1スティール、2ブロックショットをマーク。同時オンコートは15分1秒でここまでの対戦では最長。
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