ジェームズは感無量の面持ち 「得点など考えたことはなかったのに…」 会場にはセレブが多数集結

2023年02月08日 17:06

バスケット

ジェームズは感無量の面持ち 「得点など考えたことはなかったのに…」 会場にはセレブが多数集結
マジック・ジョンソン氏に祝福されるレブロン・ジェームズ(AP) Photo By AP
 NBAの歴代最多得点記録を33年と290日ぶりに書き換えたレイカーズのレブロン・ジェームズ(39)は試合途中で行われたセレモニーで涙を流しながら「ひとつになってくれたファンに感謝したい」とスピーチ。この日は“前記録保持者”となったカリーム・アブドゥルジャバー氏(75)も駆けつけていたが「レジェンドに来てもらって光栄です。キャプテン(アブドゥルジャバー氏の愛称)にも拍手を!」と、スカイフックで一世を風靡(ふうび)したレイカーズの偉大な“先輩”にも敬意を表していた。
 ジェームズは「NBAに入って考えたことは優勝することであって、たまにMVPや最優秀ディフェンス賞のことなども考えていたけれど、得点のことはまったく心の中にはなかった」と自身が予想もしていなかった長い道のりを述懐。新記録に至ったシュートは正面からのフェードアウェーによるジャンプシュートという基本的なプレーだったが「多くの人はスカイフックかダンクで新記録を樹立してほしかったかもしれないが、あれは私が得意にしているプレー」と満足そうな表情を浮かべていた。

 さらに「NBAに入ったときから支えてくれた家族や友人や多くの人のことを思い出してしまった。オハイオの小さな町で生まれた自分がこんな瞬間にいると思うと、なんだか胸が熱くなった」とコメント。アダム・シルバー・コミッショナーは「こんなことが起こるなんて思っていませんでした。でも彼はやってのけた。しかも利己的に得点を重ねるのではなく、勝つために必要なことをやって成し遂げてしまった」と偉業に至るまでのプロセスを称賛していた。

 NBAの通算得点記録が塗り替えられたのは1984年4月5日以来、約39年ぶりとあって、バイデン大統領もビデオ・メッセージで祝福。キャバリアーズ時代のチームメートでもあるケビン・ラブ(34)は「二度と破られないだろう」と語っていたが、その“永遠の瞬間”を見ようと、この日はレイカーズの本拠地「クリプト・ドットコム・アリーナ」には、デンゼル・ワシントン(68)、アンディ・ガルシア(66)、アッシャー(44)といった芸能界のセレブのほか、マジック・ジョンソン(63)、ジェームズ・ウォージー(61)らレイカーズのOBたちも駆けつけて歴史的な場面を見守っていた。

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