桜井心那 「低い球」習得して狙う初優勝 昨年ステップアップツアー年間5勝

2023年03月02日 04:30

ゴルフ

桜井心那 「低い球」習得して狙う初優勝 昨年ステップアップツアー年間5勝
<ダイキンオーキッドレディース・プロアマ>笑顔を見せる桜井心那(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【ダイヤモンド世代と呼んで!(3)】いつブレークしても不思議ではない。桜井心那(19=ニトリ)は昨季、ステップアップツアーで史上初となる年間5勝を挙げた。年間獲得賞金(2511万4100円)、平均ストローク、パーオン率など日本女子プロゴルフ協会のスタッツで27部門のうち、実に13部門で1位。文字通り「ダイヤの原石」といえる。
 さらなる高みへ、オフに学んだのが「低い球の打ち方」だ。先月1日から9日間、温暖で練習環境の整ったインドネシアで合宿。現地ではトップアマの選手に指導を仰いだ。まだ練習中で、1Wには少し不安も残すが「アイアンでは低い感じでラインを出せるようになってきた」と手応えを感じている。

 発端は1月に出場した台湾ツアーだった。立っていられないほどのアゲンストに吹かれ、縦距離が合わず「低い球の必要性を感じた」と言う。それでも、その台湾で優勝。勝った試合でも課題を見つけ、新たなトライを忘れない。向上心の塊であることも魅力だ。

 昨季はレギュラーツアー5戦に出場。セッティングの難度と練習量に大きな差を感じたという。オフは体幹や自重トレに励み、1月には地元長崎で同期の川崎春花、佐藤心結と合宿。「複数回優勝してTOTOジャパンクラシックに出たい」。ニューヒロイン誕生の予感。“ダイヤモンド世代”という呼び名定着の鍵は桜井が握っているかもしれない。=終わり

 ◇桜井 心那(さくらい・ここな)2004年(平16)2月13日生まれ、長崎市出身の19歳。6歳でゴルフを始める。長崎日大高在学中の21年11月のプロテストに合格。昨季ステップアップツアー年間最多記録となる年間5勝を挙げた。趣味は甘いものを食べることと、お笑いを見ること。血液型O。1メートル66、62キロ。

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