日本女子 団体追い抜き2位 新メンバーで…佐藤「今後の財産になる」

2023年03月05日 04:28

スピードスケート

日本女子 団体追い抜き2位 新メンバーで…佐藤「今後の財産になる」
女子団体追い抜きで2位になった日本の(右から)佐藤綾乃、堀川桃香、菊池純礼 Photo By 共同
 スピードスケートの世界選手権第2日は3日、オランダ・ヘーレンフェインで団体追い抜きが行われ、堀川桃香(19)、菊池純礼(27=ともに富士急)、佐藤綾乃(26=ANA)の女子の日本は2分57秒30で2位に入った。男子の日本は5位。男子500メートルで昨年の北京五輪銅メダルの森重航(22=専大)は34秒48の3位となった。村上右磨(30=高堂建設)は34秒51の4位、新濱立也(26=高崎健康福祉大職)は9位。女子500メートルは北京五輪銀メダルの高木美帆(28=日体大職)が37秒68で6位だった。
 女子団体追い抜きの日本は新メンバーで2位と健闘した。エース高木が個人種目に専念し、高木の姉・菜那さんは引退。金、銀メダルを獲得した過去五輪2大会のメンバーは佐藤のみ。北京五輪女王のカナダには2秒72の大差をつけられたが、19歳の堀川、今季ショートトラックと並行してロングトラックにも取り組む菊池との連係は発展途上で、伸びしろはある。佐藤は「大きな大会で結果を残すということに意義がある。今後の財産になる」と胸を張った。

 ≪森重3位死守…男子500メートル≫男子500メートルの森重は昨年の北京五輪に続いて3位。今季W杯2勝の村上、日本記録保持者の新濱らを抑え、実力を示した。今季は五輪メダリストの重圧で思うような滑りができないレースが続いた。同走のデュブルイユ(カナダ)に敗れ、優勝したストルツ(米国)には0秒38もの大差をつけられたが、今季最終戦となる大舞台で表彰台を死守。滑りには満足しておらず「悔いが残る」と唇をかんだが「3年後の五輪に向けて自信にしたい」と手応えも得た。

 ▼高木美帆 (女子500メートルで6位)表彰台を争うならば、37秒台前半で戦いたいと思っていた。最初のレースに(調子を)合わせる部分が足りなかった。まだまだだな、という気持ちが強い。

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