ネッツの連勝は3で止まる 渡辺は今季最多の10リバウンドも4得点 3P試投4本以上の成功なしは初

2023年03月10日 12:37

バスケット

ネッツの連勝は3で止まる 渡辺は今季最多の10リバウンドも4得点 3P試投4本以上の成功なしは初
バックスのポーティスとボールを競り合うネッツの渡辺(AP) Photo By AP
 東地区全体6位のネッツは9日、ロード5連戦の2戦目をミルウォーキー(ウィスコンシン州)で迎えたが113―118(前半47―64)で同1位のバックスに敗れて37勝29敗。連勝は3でストップし、試合のなかった同7位ヒート(35勝32敗)とのゲーム差は「2・5」となった。
 この日はマーベリクスから移籍してきたスペンサー・ディンウィディー(29)が休養し、ニック・クラクストン(23)、キャメロン・ジョンソン(26)の先発勢に加え、ロイス・オニール(29)、ベン・シモンズ(26)の主力が故障で欠場。ネッツは第2Q中盤で最大22点差のビハインドとなりながら、第4Qの6分57秒と11分14秒に2点差まで詰め寄ったが試合をひっくり返すまでには至らなかった。

 渡辺雄太(28)は第1Qの残り54秒からコートに登場。このクオーターの終了間際にはバックコートから、第2Qの1分42秒と3分52秒には左サイドから3点シュートを放ったがいずれも入らなかった。インサイドに切れ込んで放った右手によるレイアップはバックスのセンター、ブルック・ロペス(34=213センチ)にブロックされ、このあと右サイドで放った4本目の3点シュートもリングに嫌われて前半は無得点だった。

 第4Qに入ると相手の反則で得たフリースロー2本と、速攻からのレイアップで4得点。2月24日のブルズ戦以来となる得点を記録し、29分の出場で今季自己最多の10リバウンドを稼いで出場時間帯のチームスコアはプラス(+4)となった。また2ケタのリバウンドはラプターズ時代の21年12月27日のキャバリアーズ戦(13)と同年12月23日のキングス戦(11)に続いて3回目。今季最多は昨年11月4日のウィザーズ戦で記録していた8リバウンドだった。

 3点シュートは後半になると1本も打つことはなく、結局バックス戦では4本すべてを失敗。渡辺が3点シュートを4本以上放ったのはNBA5シーズン目で通算25回目だが、1本も成功しなかったのはこれが初めてで、今季の3点シュート成功率は前日までの47・75%から46・09%に下がった。渡辺は規定数に不足しているために成功率部門に名を連ねていないが、この日グリズリーズのルーク・ケナード(26)がウォリアーズ戦で3本中2本を成功。成功率は46・11%となって〝陰の1位〟だった渡辺をわずなかがら上回った。

 ネッツはベンチ勢が先発よりも多くプレータイムを与えられ、7人が全員得点を記録。パティ・ミルズ(34)が5本の3点シュートなどでチーム最多の23得点、キャム・トーマス(21)が21得点をマークして粘ったがあと一歩およばなかった。

 バックスはここ20戦で19勝目を挙げて48勝18敗。右手を痛めたヤニス・アデトクンボ(28)は欠場したが、ボビー・ポーティス(28)が今季自己最多の28得点と13リバウンド、ロペスも24得点、10リバウンドと自己最多の9ブロックショットをマークしてチームの勝利に貢献した。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場54秒=無得点)
(1)11分59秒・バックコートから3点シュート=×
 ▼第2Q(出場12分=無得点)
(2)1分42秒・左サイドから3点シュート=×
(3)3分52秒・左サイドから3点シュート=×
(4)8分33秒・左サイドから正面に回りこんでドライブ。右手でレイアップに持ち込んだがロペスにブロックされる。
(5)9分36秒・右サイドから3点シュート=×
 ▼第3Q(出場6分56秒=シュート機会なし)
 ▼第4Q(出場9分13秒=4得点)
*31秒・フリースロー2本=○○
(6)5分21秒・速攻から右サイドを疾走して右手でレイアップ=○(アシスト・ミルズ)

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